■まあ、たまには、アニメの話でも。先期、追っていたのは『ミルキィホームズ』『戦姫絶唱シンフォギア』『偽物語』あたりだっけか。『ミルキィホームズ』は、なんだか意図不明な義務感に駆られて読んだような気がします。そう言えば、ミステリマガジンの表紙をミルキィホームズが飾りましたね……。その他には『ブラック★ロックシューター』を時々、オープニングだけ。少しずつ歌が上手くなっていっているような気がして*1、最終話には、しっかりと調教された初音ミクが聞けるのかなと思いましたが、ちょうど仕事が忙しい時期と重なって見逃しました。残念。
■今期は『Fate/Zero』と、後は『LUPIN the Third 〜峰不二子という女〜』が面白そうですね。なんだか、峰不二子が毎回、脱いでいてスタイリッシュエロだなあと思ったりしていましたが、誰かの感想で「きっと峰不二子は、自分の身体すらも欲望を満たすための道具でしかないのだろう」みたいなことを仰られていてなるほどなあ、と。ルパン三世が峰不二子のことを、ほんとうに好きで、信頼しているのは、きっと美形だからではなく、その刹那的な生き方に惚れているからなのかしら、とか。適当なことを。
■小野不由美原作藤崎竜『屍鬼』読了。多分、大学生の頃かな? ある日、いきなり思い立って小野不由美『屍鬼』を文庫全5巻、買ったのですよ。最初の内は、何かが進行している……というゾワゾワ感は楽しいものの、冗長かつ迂遠で、飽き飽きしながら読んでいたのですが、中盤、異変の正体に人間陣営が気づいたあたりから、俄然、面白くなって、4巻や5巻あたりは、もう一気読みだった記憶があります。その後、ジャンプSQが創刊され、最初のうちは藤崎竜『屍鬼』だけ立ち読みしたり、4巻くらいまでは買っていたのですが、先日、最終巻まで一気に買って、昨夜、一気に読みました。面白かったです。
■小説版と比較すると、漫画版では、ある大きな改変を行なっていて「どうなることやら」と思ったりしたのですが、最後まで読んで、うん、良いアレンジだったな、と。それにしても、この手の小説を読むと、不死者という概念は、ほんとうに良いなあ、と。あの儚くも孤高で、麗しくも頽廃的な幻想は、なんなんでしょうね。
- 作者: 藤崎竜,小野不由美
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2008/07/04
- メディア: コミック
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*1:幻想?