雲上四季〜謎ときどきボドゲ〜

本と涙と謎解きと、愛しさと切なさとボードゲームと

水曜日を紐解いてみて

■なんとなくお酒を飲みたい気分だったから、昨夜は某氏と外食したり、早寝したり、でも早起きできなかったり。そんな火曜日でした。
■今週は時間の経過が早いですね。つい、さっきまで火曜日だと思っていましたが水曜日でした。もう一週間の半分が過ぎ去っていました。後は、明日と明後日をクリアすれば、一週間もおしまいですしね。そして、同時に第2四半期もおしまいです。せっせと小説を読んでいますが、いかに。
桜庭一樹『荒野 12歳 ぼくの小さな黒猫ちゃん』読了。『荒野の恋 第一部 catch the tail』を読んで、当時、どう感じ取ったかは記憶していませんが『荒野の恋 第二部 bump of love』が未読であることから察するに、思うところがあったのでしょう。しかし、現在、本棚には『荒野 14歳 勝ち猫、負け猫』も『荒野 16歳、恋しらぬ猫のふり』あるので、やはり、何か思うところがあったのでしょう。そのすべてを失念し、完全に……完全に、真っ白な気持ちで読みました。
■面白かったです。
■やたらひらがなと改行の多い。そして、共感をあおる文章で、これは特定の年代の少女を狙い撃ちにしている小説なのかしら? と読み始めは思ったのですが、3分の1くらいを読み始めたタイミングで、ここに描かれている少女としての山野内荒野が現実にせよ、幻想にせよ、この山野内荒野を等身大に描こうとする桜庭一樹の筆力は、やはりほんものだなあと思った次第。素晴らしく文章が上手いひとの作品を読むのは快感ですね。
■文章が上手いで思い出しました。先日、赤江瀑が亡くなりましたね。甘美な匂いを放つ熟れた果実としての愛欲や官能を描くことに長けた小説家でした。Wikipediaを見たら、なんだかとても良い紹介があったので、引用させてください。

瀬戸内晴美は「泉鏡花永井荷風谷崎潤一郎岡本かの子三島由紀夫といった系列の文学の系譜のつづき」として「中井英夫についで、この系譜に書き込まれるのはまさしく赤江瀑であらねばならぬ」とした。(講談社文庫『罪喰い』解説)
山尾悠子赤江瀑作品のベスト5として、1「花夜叉殺し」、2「花曝れ首」、3「禽獣の門」、4「夜の藤十郎」、5 「罪喰い」または「春葬祭」あるいは「阿修羅花伝」(昭和56年6月現在)を挙げている。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B5%A4%E6%B1%9F%E7%80%91

赤江瀑の作品は、まだ半分以上を積んでいるので、楽しみながら、少しずつ崩していきます。
■そう言えば桜庭一樹『私の男』にも、赤江瀑を連想させる爛れた情愛が綴られていますね。
■まあ、今日のamazonからの一冊は『荒野』ですけどね!!