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ゆるゆると『アセンション』を攻略してみたい、その1

 ゆるゆる攻略シリーズです。
 今回はアークライトから完全日本語版もリリースされている、デッキ構築型ゲームのアセンションです。全2部構成で、第1部では概要や基本的なところを説明して、第2部では具体的にプレイスタイルや、強いカードを紹介します。1部と2部の評判がよければ、拡張を扱う第3部も書こうと思います。

アセンションとは

 自分だけのデッキを構築して、勝利点を稼ぎ、ゲーム終了時に最も勝利点を持っているプレイヤが勝利
 いわゆる『ドミニオン』に端を発するゲームのひとつ、それが『アセンション』です。
ドミニオン』との大きな差違は下記の通りです。

  • サプライが固定されておらず、ランダムであること。
  • アクション回数の概念がなく、1ターンに何枚でもアクションカードをプレイできること。
  • 購入権の概念がなく、1ターンに何枚でもカードを購入できること。
  • ルーンとパワー、2種類の通貨があること。
  • コンストラクトカードがあること。
  • ほぼ全てのカードが勝利点を持っていること。

アセンションは面白いしお勧め

アセンション』は『ドミニオン』と比較して、アクション回数や購入権といった概念がないので、ルールとしてシンプルになっています。
 また、初期手札を除く全てのカードが名誉点を持っているので、運次第で、経験者相手に勝つことも充分に可能です。
 以上2点より、デッキ構築が未体験の方に勧めやすいですし、気軽に遊べると思います。まだ遊んだことのない方は、ひとつ気を楽にして遊んでみてください。

デッキ構築の基本

 あらゆるデッキ構築型ゲームに言えることですが、自分のデッキの回転速度と入手したカードの稼働回数。この2つを意識することが勝負を左右します。
 回転速度とは、自分の山札にあるカードが、すべて捨て札山に移動し、シャッフルを経て、再び山札に戻るのに要する時間のことです。初期手札の場合、この循環には2ラウンドを要することになり、カードを購入すればするほど、時間は増えていきます。
 不要なカードを取り除いてデッキを圧縮したり、ドロー系のカードを購入することで、回転速度は上げることが可能です。
 稼働回数とは、購入したカードをゲーム中にプレイできる回数のことです。ゲームの前半に購入したカードの方が稼働回数が多く、後半に購入したカードの方が稼働回数は少ないと言えるでしょう。

圧縮について

 圧縮というのはデッキ構築型ゲームで多用される表現のひとつです。
 邪魔なカードを自分のデッキから取り除くことで、強力なカードをドローできる確率を上げられるという効果があります。
アセンション』の場合、【断崖の調停者】【黒き番人の影】【ヴォイドの信徒】といったヴォイド・ヒーローないし、【過てる造物】を倒すことで手札や捨て札置き場からカードを取り除くことが可能です。

稼働回数について

 便利な能力を持つカードは、なるべくゲーム中に何度もプレイしたいものです。
 たとえばプレイするだけで2名誉点を獲得できる【蝿取草の魔女】は、なるべく何度も使いたいカードです。
 また、多くのコンストラクトカードは、爆発的な効果は持たないものの、毎ターン、必ず恩恵を受けることができます。ターンごとに1ルーン降ってくる【スナップドラゴン】や、1パワー降ってくる【ユグドラシルの杖】などは序盤に獲得したいカードのひとつですね。

名誉点について

 名誉トークンがなくなったときに、最も名誉点を持っているプレイヤが勝利となります。
 名誉点の獲得方法はふたつ。
 ひとつは、モンスターを倒したり、名誉点を得られるカードをプレイすること。
 もうひとつは、名誉点を持っているカードを獲得すること。
 獲得できるすべてのカードに名誉点は付与されていますので、基本的にはゲーム中、毎ラウンド、名誉点が獲得できることになります。
 ただ、カードによって名誉点の比率が異なります。たとえばコスト3の【秘術師】もコスト2の【重装歩兵】も、共に名誉点は1となります。この2枚を比較すると【重装歩兵】の方が、より効率的に名誉点を得られると考えてよいでしょう。

おわりに

 まあ、初回ですからね。
 これくらいにしておきましょう。あくまで、ゆるゆるですからね。次回分は、もう書き終えていますが、内容を読み返して、明日か明後日くらいに公開します。

つづき

ゆるゆると『アセンション』を攻略してみたい、その2

アセンション 完全日本語版

アセンション 完全日本語版