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ゆるゆると『アセンション』を攻略してみたい、その2

アセンションをゆるゆると攻略したい、第2弾です。
 今回は主なプレイスタイルと、ゲーム全体の流れにおける前半と後半について、どのように動きを変えるべきか、みたいな話をしてみたいと思います。

プレイスタイル

 サプライがランダムであることから、なかなか「よーし、こういうスタイルで攻めるぞー」みたいな方針が立てにくいゲームです。
 従って、自分の手番が回ってきた時点でのサプライや、他のプレイヤが取っているカードを見つつ、ある程度、臨機応変に切り替えていく必要性があります。
 ということを踏まえた上で、このゲームには以下のようなスタイルがあると思います。

  • メカーナ特化
  • パワー特化
  • 安定プレイ(圧縮/ドロー/ライフバインド特化)

 ひとつひとつ説明していきます。

メカーナ特化

 メカーナ特化とは、主にメカーナ・コンストラクトを買い集めるタイプのスタイルです。
 まず【秘術師】【時計師の祭壇】【大いなる時計】といったルーンを獲得できるカードやコンストラクトで土台を作り、余力があれば【掘削二号】【運搬ロケットX−99】なども抑えつつ、最終的に【ヘドロン接続機】【ヘドロン砲】を獲得するのが基本路線となります。
 多くのカードが、コストと名誉点の比率が2:1もしくは3:1であるのに対し、メカーナ・コンストラクトの比率は1:1と、点数効率がぶっちぎりです。
 ある程度、コンストラクトカードが揃ってる状態で【ヘドロン砲】を獲得できれば、モンスターも薙ぎ倒せますし、上手いこと決まればメカーナ無双で圧勝できます。
 弱点は【叉路の予見者】【瘴気魔】【過てる造物】などの中央列のカードを消滅させられるカードです。自分の手番が回ってくる前に【ヘドロン砲】などが虚空に送られると、とても切ない思いをすることになります。

パワー特化

【重装歩兵】やヴォイドヒーローを始めとする、パワーを生み出すカードを買い集めるタイプのスタイルです。
 このスタイルは初めから狙うと言うより、他のプレイヤの動きを見つつ選ぶ感じでしょうか。もし、自分以外のプレイヤが【重装歩兵】やヴォイドヒーローを買っていない場合はチャンスです。先行してパワーを生み出すカードを揃えておきましょう。中央列がモンスターに埋め尽くされ、他のプレイヤが「重装歩兵を買わなきゃ!」と思い始めたタイミングで、自分だけが名誉点を稼ぐことが可能になります。
 首尾よく【堕ちたる者の化身】を倒して6コスト以上のカードを獲得できれば美味しいですし、終盤に【嘘言の君主、ゼロン】を倒すことができれば、他のプレイヤの強カードを奪うこともできます。
 弱点はメカーナ特化と同様に【叉路の予見者】です。【堕ちたる者の化身】は飛ばせませんが、【嘘言の君主、ゼロン】【地の暴君】は飛ばされてしまいます。

安定プレイ(前半戦)

 上記、メカーナ特化とパワー特化は、運によるところが大きく、安定性に欠けます。
 そこで──ここからが第2部のメインとなるわけですが──安定プレイの名の元に、基本的な動き方について、つらつら書いてみたいと思います。
 第1部でも書きましたが、意識すべきは回転速度と稼働回数です。とにかく前半は回転速度を上げることと、何度も稼働させたいカードを中心に獲得していきましょう。具体的には【断崖の調停者】【黒き番人の影】【ヴォイドの信徒】といったデッキの圧縮を助けてくれるカード、【目蓋無き眼の苦行者】【ダルサ老師】【寺院の司書】【全てを見る眼】などのドロー系のカードは見つけたら絶対に抑えましょう。圧縮系は2枚もあれば充分、ドロー系は何枚あっても構いません。
 圧縮も加速もできない場合は【蝿取草の魔女】【狼のシャーマン】【棘の女傑】などの1ドローのついているカードを購入することで、せめて回転速度を下げないように注意しましょう。
【蝿取草の魔女】【狼のシャーマン】を購入したならばライフバインド特化も有効です。【ルーンの獣憑き】と【スナップドラゴン】は、他にライフバインドヒーローをプレイしている場合、効果が増えますので、積極的にライフバインドヒーローに手を出していきましょう。
 これらのカードが1枚も取れないと苦しいです。メカーナ特化やパワー特化に路線変更するか、中央列に6コスト以上の強力なカードが出てくることを待って【秘術師】を溜め込みましょう。
 何度も稼働させたいカードは、もちろん6コスト以上の強力なカードです。5コスト以下では【秘術師】【重装歩兵】を生み出してくれる【石輪のドルイド】は加速力に長ける、序盤に強いカードですね。

安定プレイ(後半戦)

 ゲームが進めば進むほど、各プレイヤのデッキは強力になり、名誉トークンがなくなっていくスピードは加速します。名誉トークンがゲーム開始時の半分になったら、もう残り3分の1だと思いましょう。
 後半戦から終盤に掛けて求められるのは、より得点効率の良いカードです。
 メカーナ・コンストラクトがあるなら迷うことなくそれを、モンスターが倒せるなら倒し、デッキとの相性を無視してでも【アーハの院兵】【星を紡ぐ者、セトラ】【石輪のドルイド】【鉄術師、コー】【村正】【影の星】【虚空飢えの刃】やコスト1のカードなどの得点効率の良いカードを集めましょう。
 得点効率の良いカードがない場合は【ユグドラシルの杖】で、ルーンを名誉点に変換してしまうのも良いでしょう。
 なにも出来ない場合は、仕方ありません。すなおに【重装歩兵】を買って【狂信者】を叩きましょう。

終わりに

 と言うわけで、ゆるゆると『アセンション』を攻略したい、でした。
 好評だったら第3部として、拡張の『墜ちたる者の帰還』や『魂の嵐』についても取り上げてみましょうかね。

アセンション 完全日本語版

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