雲上四季〜謎ときどきボドゲ〜

本と涙と謎解きと、愛しさと切なさとボードゲームと

始めます『幻視コレクション』面白い物語を集めます

 先日、Twitterでpostしましたが、こちらには、まだ書いていませんでしたね。
 2013年11月の文学フリマで頒布予定の『幻視コレクション』の専用サイトを開設しました。
http://gencolle.jimdo.com/
 雲上回廊別館と同様にJimdoを使用しています。
 なるべくフラットにしたいなと思いながら作り始めたのですが、ぜんぜんフラットに仕上がりませんでした。

『幻視コレクション』とは

 コンセプト及び概要については、専用サイトに書きましたので、そちらをご覧ください。
 書いて頂く予定の著者一覧も併せてどうぞ。

始めようと思った動機、その1

 大森望が責任編集をしていた『NOVA 書き下ろし日本SFコレクション』が大好きだったのです。
「2010年代の日本SFの中軸を担うべき作家たち」に依頼して書かれた作品が集まっている『NOVA』ですが、いわゆるハードSFだけでなく、裾野をぐぐぐっと広げた、いわゆる広義のSFに、なんとか引っかかっているような作品も寛容に収録されていて、自分のような淡いSF好きには、けっこう面白く読めたのです。
 巻末の編集後記で行っていたゆるい作品募集もけっこう好みで、たしか扇智史は、これを見て応募して『7』と『9』に一編ずつ載っていますね。
 大森望が選考員を務める創元SF短編賞の応募作を拾い上げたり、受賞作家を積極的に起用しているのも好印象で、だからこそ『10』で終わりますという発表を聞いたときは、ほんとうに、ほんとうにショックで──。
 まあ、しかし、
『NOVA』が終わるから、じゃあ、自分がSFのアンソロジィを始めようか。
 と、思い立ってしまうあたり、にんともかんとも……。

始めようと思った動機、その2

 文学フリマの会場が、蒲田PiOから東京流通センターに移ったタイミングくらいでしょうか。ちょっと同人に対するテンションが落ちたんですよね。
 自分自身の考え方や環境の変化もありましたが、同時に、文学フリマに、自分の求める本がないというのもありました。積極的に「欲しい! 読みたい!」と思う本も減ってきているし、誰かに「オススメのサークルあります?」と聞かれても即答できなかったり。
 そういった流れの中で、いつしか自分の中に「かたい」一冊が作りたいなという想いが生まれてきました。なにはともあれ、とにかく面白い作品が収録されていて、自分で買うのにも、誰かに勧めるのにも間違いのない一冊。
 マックにいたら、隣の女子高生が「ねえ、文学フリマって知ってる?」「知ってる、小説の即売会でしょ。それが?」「行こうと思うんだけど」「なんか欲しい本でもあるの?」「特にないけど」「あ、そう。だったら『幻コレ』ってやつがオススメだよ。これから行く?」「行くー」って話してるのを聞いた。
 と、postされる勢いで信頼性のある、強度の高い一冊を作りたいです。

始めようと思った動機、その3

「商業と同人の違いって?」
 しばしば繰り返される問いです。
 以前は「商業の流通に乗ること」が答えとして一般的でしたが、最近は、個人の作品であっても書店に置かれたり、Amazonで購入できるようになりましたし、電子書籍に至っては商業と同人が区別なく販売されていたりして、そこの境界線は、かなり曖昧になってきています。
 そこで、現代における「商業と同人の違いって?」という問いへの回答としては「編集者がいるかいないか」が浮上してくるように考えています。
 つまり、出版社というビジネスしている企業の社員である編集者が、特定の企業に所属していないフリーの小説家の小説を読んで、その面白さを会社として保証したり、あるいはアドバイスしてさらに面白くしたり。
 これからは、そうした味方という存在の有無が、商業と同人を区別していくことになるかもしれません。
 でも、味方という観点であれば、別に、同人の中に、その機能があっても良いと考えています。と言うわけで、同人編集者として、本読みの端くれとして、出版社や編集者の気持ちになって、作家を支援し、プロデュースしていきたいなあと考えています。

まとめ

・これからの作家に声を掛けて、創作文芸の時代の一端を担いたい。
・とにかく面白い小説が載った間違いのない一冊を作りたい。
・編集者の視点を提供し、作家の創作活動を支援したい。

以上の動機に駆られて

 始めます!
 メインタイトルは『幻視コレクション』!
 キャッチフレーズは「面白い小説を集めました」。
 追々、続報を出していきますので、引き続きよろしくお願いします。