雲上ブログ〜謎ときどきボドゲ〜

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『幻視コレクション 失われた一葉の架空』アフターレポート(その3)

 その3は売上数や利益の説明しようと思っていましたが、順番的には、その前に打ち上げだろうということに気づいたので打ち上げについて書きます。
 雲上回廊では、毎回、文学フリマの後に複数サークル合同打ち上げを企画していますが、今回も同様に開催しました。そもそも、この打ち上げは、絶対移動中や超短編系など、複数のサークルに寄稿している秋山が「それぞれで打ち上げを開催されると、参加できなくて困る! いっそ自分でやるしかない! タカスギさん、鳥子さん、どうですか!?」という感じで始めたような記憶がぼんやり残ってます。
 その後、ゆるゆると続けていたのですが、その性質上、誰かに紐付いて参加者が多くなるときもあれば、そうでもないときもありました。そんな中でも、来る者は拒まず去る者は追わずという基本スタイルは維持されていたかなあ、と。
 と言う感じで、今回も合同打ち上げやりますよと告知はしていましたが、実際に、直接的に声を掛けたのは『世界再生の書物と一つの楽園』の絵を描いてくださっためめさんと、『幻視コレクション』に寄稿してくださった方々だけだったと思います。


 では、流れを振り返ってみましょう。

0.ネットで事前告知。
1.閉会までに「参加してもいいですか?」という質問を受けたら、それが誰でも「いいですよ」と即答。
2.撤収準備をしながら、ブース付近に集まられた方に挙手していただいて人数を確認。
3.そえさんに「山内農場に電話して、30人で予約してください」とお願いする。
4.場所と時間と予約した名前を大声でお伝えする。
5.はぐれたときのために電話番号を小声でお伝えする。
6.移動。
7.到着。
8.仲のいい人同士で座って欲しいこと、乾杯と自己紹介は各テーブルで行うこと、交流したいひとは自由に席を移動して欲しいことをお伝えする。
9.勝手に始まり、てきとうに終わる。

 だいたい、こんな感じでした。
 意識しているポイントは「参加者の気持ちを大切にすること」と「参加者の時間を、必要以上に奪わないこと」です。


 最終的に打ち上げの参加者は50名強でした。事前に予約で取ることができたのは、10人卓が4つ並んだ大部屋で、溢れてしまった方々は、隣の個室に移っていただきました。だいたい5グループに分かれたかなという印象で、内訳としては、雲上回廊&絶対移動中/山本清風さんと愉快な仲間たち/みすてーさんと愉快な仲間たち/伊織さんと愉快な仲間たち/望月さんと愉快な仲間たち、という感じでした(ざっくり区分)。
 知らないひとが、いっぱいいてびっくりしました。
 本エントリは『幻視コレクション 失われた一葉の架空』のアフターレポートなので、幻コレに集中して書くと、参加してくださったのは佐多椋さん、言村律広さん、高村暦さんの三名でした(吉永さんは遅刻からの欠席、はるかさんは大阪在住のため不参加でした)。秋山自身はオーダーを取ったり、後から合流する方を誘導したりわたわたしていたのですが、お三方は絶対移動中の皆さんと同じテーブルで、楽しく飲んだり食べたりしていただけたと聞いています。


 創作活動というのは極めて孤独な行為であるというのが持論です。
 後、頑張ったひとは頑張った分だけ報われて欲しいと願いますし、自分とは異なる視点を持つ他者との交流の中から新しい発見や成長が生まれるとも考えています。そういった思考の元に、雲上回廊は「回廊」という文字を含み、その活動において、合同誌の制作や飲み会などのイベントの主催が多いです。
 ディナーミーティングやランチミーティングを事前に開催したのは、もちろん秋山が「面白い」と考える原稿を貰うのにあたり必要な打ち合わせであると同時に、前述の通り、美味しいものを食べたり交流したりして、楽しんで貰いたいという気持ちがあるからです。もちろん、この打ち上げも同じ理念に基づいていて、参加者同士、幻コレの話をしたり、その未来を語って、そこからまた新しい楽しみや繋がりや文学と呼べるようなものが生まれてくると嬉しいなあと考えています。


 と言ったところで、アフターレポートその3おしまい。次回は頒布数について。