北方海域 キス島沖。
通称3-2。
レベリングの聖地であると同時に、駆逐艦だけで挑まなければボスに辿り着けないという、それまで駆逐艦を育てずに進撃してきた提督を泣かせに泣かせる魔の海域です。
それでは、振り返っていきましょう。
準備その1
まずは、編成を検討します。
と、言っても、この海域が求めるのは駆逐艦6隻ですので、あまり悩む必要はありません。検討すべきは、どの艦種を揃えるかではなく、どの駆逐艦を揃えるかです。
Wikiや攻略まとめを確認したところ、この海域によるポイントは、下記の2点に絞られるようでした。
・被害を最小限に抑えて、ボスまで辿り着く。
・ボスを気合で倒す。
はい、分かりやすいですね。
準備その2
最初に選んだ6隻は潮、霞、夕立、時雨、響、不知火でした。
潮と霞は、運のステイタスが他より高めなので、ボス戦の夜戦においてカットイン攻撃が期待できます。
夕立、時雨、響は改ニへの改造が可能となりますので、攻略しつつ、図鑑を埋めやすくなるように意識しました。不知火はHPが高めという理由で選択しました「不知火に落ち度でも?」という科白が好きです。
夕立、時雨、響の3隻は、改二にしなければ、それほど強くないので、HPの高い陽炎型から陽炎、朝潮型の黒潮なども検討したのですが、すでに、レベル10くらいまで育てていたので、そのまま続行することにしました。
編成を決めた後は、3-2-1でレベリングに入ります。特定の艦娘というより、3-2を攻める予定の駆逐艦を、ひと通りレベル20まで育てたいと考えたので、第1艦隊から第3艦隊まで駆逐戦艦雷巡空母軽空軽空の編成で回します。
だいたい、6隻のレベルともレベル20にして改にするのに3日間か4日間ほど要したでしょうか。
「まあ、運が良ければ勝てるかもしらんし」と、気まぐれに出撃したみたところ、3回ほど出撃を試みましたが、途中で6隻の内、1隻は大破してしまいボスまで辿り着けません。これは……。
準備その3
方針変更です。
艦隊の強さを底上げするために、態度の悪い霞を罷免とし、レア駆逐艦を探す旅に出ます。
選んだのは2-4です。デイリークエストをこなしつつ、旗艦に据えた駆逐艦の育成をしつつ、島風を探す旅に出ます。この作業をこなしていたのも3日〜4日ほどでしょうか。けっこう、夕立のレベルが順調に上がり「これは、改二に出来ちゃうんじゃないかしら」と思い始めます。
そんなことをしている内に、ゲーム会で、先輩提督のねくろんさんに「島風がドロップしません」と話したら「島風は建造の方が出やすいよ」と教えていただき、帰宅後、250/130/200/30を試したところ、わずか4回目にして疾きこと島風の如し……2-4を周回した、数日間は、いったい何だったのでしょうか……。
準備その4
早速、島風を旗艦に据え、せっせとレベリングに励みます。場所は、安定の3-2-1です。もう、まんべんなく育てる必要性はないので、島風/金剛比叡伊勢/大井北上千歳千代田/加賀赤城蒼龍/飛鷹隼鷹祥鳳龍驤千歳千代田あたりで疲労度を調整しながら回していきます。
島風を改造したところで、夜戦要員として島風、夕立、潮の火力と装甲を上げ、時雨、響、不知火は装甲だけ、きちんと上げておきます。
ちなみに装備には、こだわりませんでした。回避率を上げてくれるらしい強化型艦本式缶や改良型艦本式タービンを開発するより、レベリングのために資材を用いました。ダメコンも搭載しません。キラキラも面倒だったので、つけませんでした。
敢えて言うなら対空ですね。空母のいる北ルートに入ったときのために、時雨、響、不知火には対空装備を与えました。
出撃
道中の陣形は単横を選択、被害を最小に抑えて、ひたすら進撃します。大破した時点で母港に帰還。羅針盤に惑わされて違うルートに入った場合は、バケツを用いて、即座に回復を済ませ、再出撃。
すでに準備は終えたという判断をしているので、バケツと資材を、すべて投げ打つ覚悟で邁進します。ここで躊躇してもストレスを貯めこむだけですし。
試行回数は5回。戦艦の攻撃を、ことごとく回避し、完全に無傷でボスのいるポイントに向かったとき、勝利を確信して、思わず拳を握り締めました。提督に残された仕事と言えば、単縦陣を選択した後、艦娘たちの活躍を見守るだけです。
と言うわけで、冒頭のSSです。旗艦を沈め、A勝利でした。