良かったなんてレベルじゃない最高だった(ファンタスティック)だった!
- 作者: 神海英雄
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2013/09/04
- メディア: コミック
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そこから先は一直線でしたね。
既刊をまとめて買って、その日の内に読みきってしまい、以降は毎週日曜日の更新が楽しみな作品になりました。
救済が好き
表面的なところでは、『デスノート』のような頭脳戦や、『ジョジョの奇妙な冒険』や『幽遊白書』に見られる超能力バトルが好きなんですけれど、本質的には救済をテーマにした作品が好きです。『ソウルキャッチャーズ』は、まさに、そんな作品で、思春期特有の問題にぶつかって、壁を前に、進むことが出来なくなってしまっていたり、塞ぎこんでしまっていた登場人物たちが、音楽の、指揮の、演奏のちからで再起していくのが、ほんとうに良かったんですよ。
特に笑顔ですかね。
最初は無表情……どころか、むしろ憎しみや怨みを込めて演奏していた面々が、主人公に触れ、癒され、救われ、笑顔で演奏していくのが、素晴らしく良くて……。
余韻も素晴らしい
彼らの、これからの歩いていく先、未来はきっと光り輝いていて素晴らしいものだと確信できるのも、また良いですね。
最後はちょっと駆け足で「彼らのその後」みたいのは描かれませんでしたけれど、そんなものなくったって、なんの憂いもないですね。
神峰翔太と刻阪響は、いずれ海外で活躍するし、伊調鋭一はライバルであり続けることでしょう。奏馬俊平は学校の先生になっていそうですね、音羽悟偉は全国を旅しながら、ときおりひょんなところで現れて演奏したり、後進を育てたりするのではないでしょうか。邑楽恵は、きっと神峰を追いかけ続けることでしょう。結婚してくれてもいい。吹越花澄は、もちろん妹とコンビを組んでいます。弦野政彦は、バーで働きながら演奏を続けることでしょう。鳴苑のメンバーは、ときおり彼のバーを訪ねては、即興で演奏するに違いない。金井淵涼、星合美子、管崎舞、川和壬獅郎そして管崎咲良の5人は、プロになるんじゃないかな。
んー、夢が広がるな。
彼らの後日談が描かれた外伝も読みたい。
SOUL CATCHER(S) 11 (ジャンプコミックス)
- 作者: 神海英雄
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2016/03/04
- メディア: コミック
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