操られ人形館さんのゲームマーケット2016秋の新作『操られ人形館』を遊びました。
「テトリスみたいなものですよ」
と言われて、てっきりカードに描かれた図形の通りにピースを並べるのかと思いきや、1人1枚、配られた紙に×印を書き込んでいくと聞いて、消せないことに少し驚きました。
操られ人形館さんらしく、基本となるメカニズムはドラフト。下家プレイヤの盤上……と言うか、紙をチラチラ見ながら、次に落ちてくるピースを決めるという、非常に人為的なシステム。最初は、
「ぴったり、埋め尽くすようにしたいなあ」
と思いつつ×印を書き込んでいたのですが、上家プレイヤが恣意的にカードを選ぶので、どんどん隙間が出来てしまうのですよね。
いわゆるトリック・オア・トリート(お菓子をくれなきゃ、イタズラしちゃうよ!)が、うまいこと表現されています。
先ほど「基本となるメカニズムはドラフト」と書きましたが、その上にあるのはセットコレクションです。
最終的な勝利点は、上家から受け取ったカードと、揃えることが出来た行の掛け算なので、どんなに×印が掛けたとしても、降ってきたカードと一致していないと、あまり勝利点には反映されないのが面白いところです。
与えられたカードに対してピースの向きを回転させたり、手札と交換させる能力が強力なので、その能力をいかに駆使するかが勝利への秘訣ですね。
意地悪くプレイしながら、うまいこと出し抜くのが勝利へのルートでしょう。楽しく遊びましたが、けっこう難しかったです。