ハリウッドが放つ今夏の新作『THE MUMMY』とコラボしたリアル脱出ゲーム『THE MUMMY ESCAPE GAME』の感想です。ネタバレには気をつけていますが、気になる方は回れ右推奨です。
ストーリー
あなたは、本日付けでプロディジウム研究所? あらゆるモンスターが管理されている秘密裏の組織に配属された特殊部隊の一員。
先日、このプロディジウム研究所にあらたなモンスターが運びこまれた。中東で発見された砂漠の王女のマミーだ。マミーエリアにて施設の説明を受けているとき、突如警報が鳴り響いた!!保管室に厳重に封印されているはずのマミーから異常反応が確認されたのだ。どうやら封印が解けかかっているようだ。このマミーは人類に災いをもたらすと言われ、彼女の解放は世界の終焉を意味する。
特殊部隊に任務が課せられた。制限時間は60分。すべての謎を解き明かし、マミーを封印し、全人類を救え!
http://themummyescapegame.com/jp/
脱出率
挑戦:208チーム
成功:96チーム(成功率46%)
参加する前
「なんか、怖そう」
と言うのが第一印象でした。
そのため、真っ先に挑戦するのは避けたのですが、参加された方から、続々と「怖くなかった」というレポートが上がってきて、
「怖いのが平気なひとは、怖い公演に行っても、当たり前だけれど怖くなかったと言うから、むしろ怖いのが苦手だけれど、勇気を出して行ってみたら怖くなかったら、そういうひとの『怖くなかった』が見たいけれど、ほんとうのほんとうに怖いのが苦手なひとは、勇気を出して行ってみるには至らないので、結局、今、レポートとして書かれている『怖くなかった』は、ただのひとつも信用できないのでは?」
と疑心暗鬼になりつつも、行ってみました。
当日はミスボド脱出部のメンバーと一緒に行ったのですが、10名でグループチケットを取るまで希望者が集まらなかったので、8名で申し込み、2人組の方と一緒に挑戦しました。
開始してから
公演開始の合図と共に、いっせいに動き始めるメンバーを横目に見つつ、いきなり突発的に何かが起こっても大丈夫なように、適度に距離を取り、探索している風を装っていたら、
「秋山さん、暇なら、これ解いててください」
と小謎を押し付けられ、仕方なく謎を解くことに。
幸いにして、その小謎は瞬殺できたので、また小謎を押し付けられないよう、テーブルの上を整理したり、紙をまとめたり、整理整頓したりしました。
次のステップに進んでからも、だいたい同じ感じで、あまり壁際には近寄らず、部屋の中心で集まってくる情報を整理して、
「あ、だいたい分かりました。多分、LIONです*1」
と皆に伝えて、どんどん進んでいきました。
結果
大丈夫。
怖くなかったです。
そして、華麗に脱出成功しました。
タイムは44分49秒。
15分残しは、まあまあの成績ではないでしょうか。
途中、秋山のミスリードで5分ほど無駄にした感があったので、それさえなければ40分も切れたのではと感じました。
余裕をもってクリアできたからではないですが、最近のSCRAPにしてはかんたんに思いました。ただ、これは、この公演の性質によるように思います。
そう、このリアル脱出ゲーム『THE MUMMY ESCAPE GAME』は、アメリカは西海岸のロサンゼルスでも開催されているのです。と言うか、日本国内でも英語でプレイ可能です。
ストーリー系の謎解きは、どうやら世界的に見ても日本が先進的らしいので、国内のプレイヤに向けて難易度を調整してしまうと、日本以外のプレイヤには向かなくなってしまいます。従って国際化を志向した公演であるという背景を考えると、この難易度は、適切であるように感じました。
と同時に!
難易度が低い、しかし品質が高い。と言うのは、大きな価値でもあります。
つまり、初めてのリアル脱出ゲームにうってつけ、と思うのです。
「今度、初めてリアル脱出ゲームを遊んでみたいんですけれど、何がオススメですか?」
そう聞かれたら、しばらくは、この公演が良いですよ。そう即答しようと思った次第です。
秋山チャート
要素 | 5段階評価 |
---|---|
オススメ | ★★★★★ |
探索 | ★★★★ |
物量 | ★★★ |
ストーリー | ★★★★★ |
小道具充実度 | ★★★★★ |
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他にも、リアル謎解きゲームの感想を書いています。こちらは、今日現在、遊べるものだけをまとめたもの。是非、どうぞ。
*1:嘘の答えです