ひゅひゅさんのゲームマーケット2017秋の新作『Collecting is Conflict』を遊びました。
どちらかと言うと、蒐集癖(しゅうしゅうへき)はある方です。
ただ、最近は物理に固執しなくなっていて、たとえば本の場合、一度、読んだら自分の中に入るので、モノとして所有しつづける必要はないかな……と、考え方が変わってきています。
また、コレクションは集めることもさることながら、それを、どう管理するかも悩ましく、そちらは、けっこう関心の対象外なんですよね。
たとえば秋山はトランプのコレクターで、200以上のトランプを持っているのですが、無印で買った棚にてきとうに積んでいます。奥の方に積んでいるのは、下手をすると買ってから一度も見ていなかったりして、実質、死蔵ですね。
いずれ良い具合に展示したいという想いはありますが、どう展示するかを考えるのが面倒で着手できていません。
閑話休題、『Collecting is Conflict』について。
面白いデザインのゲームです。
メカニクス的には競りとセットコレクションの要素を組み合わせたものですが、段階が細かく刻まれているのが特徴的ですね。
蒐集物カードを入手するにはコインが必要、そのコインを入手するにはパトロンから支援を受ける必要があり、パトロンの協力を得るには斡旋人の紹介が不可欠で、人物カードを得るのにも斡旋して貰う必要があります。
場に、どれだけのカードやコインが並ぶかはランダムなので、状況に合わせて戦えるようにするには、手札を幅広く揃える必要がありますが、悠長に手札を増やしていると、どんどん他のプレイヤに蒐集物カードが取られていってしまいます。
今回、4人で遊びましたが、4人中3人が、つい目先の利益に踊らされ、蒐集物カードを狙いに行っていたら、いつの間にか手札が枯渇していて、完全に詰んでしまいました。
終盤には、ずっと伏せていたプレイヤが好き勝手、カードを購入できる状況になりましたが、結果的には前半に駆け抜けたプレイヤが勝利。どこで戦うか、大局を見極めるのが大事です。
全体の仕組みを理解せずに、場当たり的に行動してしまうと詰んでしまうのは、システムに良くないですが、きちんとインストすれば避けられると思うので、事前にちゃんとルールを読んで、内容を共有した上でプレイすると良いでしょう。
ふしぎなプレイ感だったので、もう少しやりこんでみたいなと感じました。