ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコンに収録されていた『聖剣伝説2』をクリアしました。
けっこう……いえ、かなり楽しかったので、少し語らせてください。ちなみにナチュラルにネタバレを入れていくスタイルです。
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- 発売日: 2018/02/15
- メディア: Video Game
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最初にプレイしたのは、
もちろん25年前、1993年です。
友だちの家でプレイして、超絶に楽しかったことを覚えています。
当時はRPGが好きで、指先の細かい動きを求めてくる格闘ゲームやアクションゲームは好みではありませんでしたが、『聖剣伝説2』はRPG好きでも遊べるアクションゲーム……と言うか、RPG好きこそが楽しめるアクションゲーム、でした。
非常に面白かったので、誕生日プレゼントだったか、クリスマスプレゼントだったかは忘れましたが、祖母にリクエストしたところ贈ってもらったのは『聖剣伝説3』で、
「ええ~っ、お祖母ちゃん、これじゃないよー!」
と嘆きつつも、『聖剣伝説3』は『聖剣伝説3』で面白かったので良かったです。
ちなみに同じことは『ロマンシング・サガ』のときもあって、叔父の部屋で遊んだ『ロマンシング・サガ』が面白かったので、クリアしたいと思ってリクエストしたら『ロマンシング・サガ2』を贈ってもらいました。
時は流れ……2017年、
ひょんな経緯からミニスーパーファミコンを入手する機会に恵まれました。
そのときの話は、こちら。
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このときから、少しずつ遊んでいたのですが、この度、ようやくクリアしました。
やったー!
プレイスタイルは毎晩少しずつ
このゲーム、ひとりで遊んだと言うより、概ね、ぺこらさんと2人で遊びました。
前述の通り秋山は『聖剣伝説2』を友人宅でちょっと触れたくらいだったのですが、ぺこらさんは発売当時に遊んでいて、懐かしさもあって再プレイしたい様子でした。
2人プレイできるということもあり、毎晩、寝る前に少しずつ進めたのですが、これがけっこう快適でした。
と言うのも、スタートボタンを押せば、即座にCPUに任せることができるので、ちょっと攻略サイトを見たいときとか、ちょっとトイレに行きたいとか、ちょっとグラブルしたいときとかは、すばやくスタートボタンを押してCPUに任せて他のことができるんですよね。2人で遊ぶという点において、非常に優れたデザインだと感じました。
ちなみに、秋山は、RPGを遊ぶとき、初期の名前から変更しませんが、ぺこらさんは変更するタイプでした。
と言うわけで、今回の旅は、ぺこら、ぺこり、ぺこるでした。回復が必要なとき、ややこしいったらなかったです。
お使い感のある序盤と世界の広がる中盤
様々なRPGに共通して言えるような気がするのですが、どうして序盤はお使い感を覚えるのでしょうかね。
何度も何度も何度も水の神殿を訪ねたり、何度も何度も何度もガイアのへそを訪ねたり。細かい道も覚えてしまい、あの森は目をつむっていても移動できるようになりました。
フラミーに乗って全世界を自由に移動できるようになる中盤以降は、ほんとうに解き放たれた感がありますよね。
行動範囲が広がったときに、秋山は、もっとも成長を覚えます。
狭い地域に押し込められていたところから、世界を救う勇者として確かに自立し始めているのを体感するんですよね。
後半に入って、スケールがぐんと広がるところは『ゼノギアス』にも通じるところがあるように思います。
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昔のゲームならではの説明不足感
昔のゲームって、ほんとうに不親切なくらい説明不足でしたよね。
想像力の翼を広げる余地があるという観点では、ありかもしれませんけれど、秋山は、どちらかと言うと設定や世界観を深く知りたい派なので、がっつり説明してもらいたい派です。
その観点から行くと『聖剣伝説2』は説明不足は不足ですけれど、昔のゲームにしては説明している方かな、とも感じました。少なくとも『ロマンシング・サガ3』に比べると、ずっと世界観に浸ることができて良かったです。
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特に良かったのは、ダンジョン内に改札っぽいのがあるなあと思いきや、次のマップにいきなり電車があったところ。
ここは、最高にテンションが上がりました。
前にも書きましたけれど、剣と魔法の世界だと思いこんでいたら、実は現実世界の延長線上という設定が、めちゃくちゃ大好物なんですよ。
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子午線の祀り
テンションが上がったところと言えば、やっぱりラスボスとの戦闘曲である「子午線の祀り」これですよね。
最近は、あんまりアクセスしなくなりましたが、昔はニコニコ動画が大好きで、暇さえあればニコニコ動画を見にいっていたんですよ。好きな動画はいっぱいありますけれども「みんなで決めるゲーム音楽ベスト100」は大好きで、BGM代わりに使うことも多かったです。
余談ですが、この企画で『大神』の「太陽は昇る」を知って、実況プレイ動画を見にいって大号泣したりしました。
話を聖剣に戻して「子午線の祀り」について、この曲も知ってはいたのです。好きなメロディだったのでMP3にして、iPod shuffleに入れたり持ち歩いたりもしていました。でも、ずっと忘れていました。
それがですね。
イントロを聞いた瞬間、心の奥にある大事なものを入れておく棚が開いたかと思いきや、なんか、もういろいろ思い出してしまって、思わず泣きそうになりました。
そういうのってないですか?
音楽をきっかけに昔のことを思い出す、的な。
まあ、レベル上げが足りず、ラスボスにはあっさりと負けて、ラストダンジョンをまた最初からやりなおすはめになったわけですけどね。セーブ大事。
まだ、さよならもいってないよ
レベルをしっかりと上げ、子午線の祀りを堪能しつつ、ラスボスを、さっくり倒した後の展開は衝撃でした。
ぺこる、即消えじゃないですか!!*1
信じられません。
もっと……こう……なにか……、
なかったのでしょうか!?
お前……消えるのか?
みたいなの。
てっきり、ラスボス戦の後は、感動的な別れのシーンがあるものだと思っていたので、いきなりいないのは、まったく想定しておらず、ちょっと感情を持て余すと言うか、どうすればよく分からず混乱している内に、エンディングに突入し、呆然としました。
そして、最後。
シンプルに表示されたThe Endの画面を見て、思わず写真を撮りました。もう会うことのできないぺこるとの思い出を、形にして残しておきたかったのです。
電源ボタンを押すことを強いられる
これも昔のゲームの特徴ですよね。
終わった後、セーブ画面が表示されるわけでもなければ、メニュー画面に戻るわけでもない、あの放り投げられる感じ。見ようと思えば、いつまででもエンディングを見ていられるけれど、もちろん、やがては消さざるをえず、コントローラーではなく、自らの手を使って電源ボタンを切らなければならないという強制感。
楽しませてくれてありがとう。
そんな想いを込めながら、そっと電源を切りました。
正直、The Endに至る直前までは、もう少しレベル上げをしたいとか、武器レベルを上げたいとか思っていました。ですが、電源ボタンを切るという行為をもって、そういう諸々に対し踏ん切りをつけ、現実世界に戻ってきてしまった感があります。
ふしぎな感情です。
さて、次はなにを遊ぼうか?
『聖剣伝説2』をふたりで遊んだのが、たいへん楽しかったので、今は「次は、なにをふたりで遊ぼうか」を考えています。
このタイミングで、リメイクされた『聖剣伝説2 SECRET of MANA』も悪くはないのですが、PS4は持ってないのですよね。と言うか据え置き型はPS3しか持っておらず、選択肢が限られます。オススメがあったら教えてください。
*1:ぺこる=ポポイです、念のため。