新しいジャンルが流行り始める瞬間に立ち会うのって楽しいですね!
つい、半年ほど前までは、誰も遊んでいなかったのに、最近、急に注目を浴びるようになってきて面白く感じます。
そんなマーダーミステリーをテストプレイも含めて12作ほど遊んだので、これから遊ぶ方へ向けてオススメのタイトルを紹介します!
- そもそもマーダーミステリーとは?
- 遊べる場所について
- 現時点における不動のベスト『双子島神楽歌』
- 中量級ベストにして、エモエモのエモ『ヤノハのフタリ』
- 正体隠匿系が苦手な方にも『予言遺言書』
- 日本人ゲーマーにオススメ『誰が勇者を殺したか?』
- 店舗ではなく身内で遊びたい方へのオススメ『バード将軍の死』
- 中国産の王道マーダーミステリーなら『王府百年』と『純白の悪意』
- 難易度の高いマーダーミステリー『業火館殺人事件』
- 終わりに
そもそもマーダーミステリーとは?
この記事では、そもそもマーダーミステリーとはについては書きません。
以前にがっつり書き済みなので、そちらをご覧ください。
遊べる場所について
現在、日本国内で、流通しているマーダーミステリーはMoaideas Game Designさんの『約束の場所へ』くらいで、ほとんどのマーダーミステリーは店舗でイベント開催されています。
マーダーミステリーは、その性質上、GMにゲームをコントロールしてもらった方が楽しく遊べるので、店舗で遊ぶことをオススメします。
専門店としては新宿にRabbitholeさんとシンジュクジンチさんがあるのと、東中野にあるボードゲームカフェのディアシュピールさんが、貸切スペースZweiで定期開催されています。
また、全国のボードゲームショップで、イベントとして開催されていたり、出張GMが出張したり等で、突発的に開催されることも多いので、TwitterやTwiplaをチェックするのも良いでしょう。
現時点における不動のベスト『双子島神楽歌』
Rabbitholeさんのこけら落とし公演『双子島神楽歌』は、5番目に遊んだマーダーミステリーなんですが、あまりに傑作で、これを超える作品には、未だ出会えていません。すべての観点において完璧です。
敢えて言うと、この素晴らしいゲームを、ベストコンディションで遊ぶためには、一度、マーダーミステリーというジャンルに慣れておいた方が良いと思うので、いきなり遊ぶのにはもったいない……ということくらいでしょうか。
個別に感想も書いています。
中量級ベストにして、エモエモのエモ『ヤノハのフタリ』
……はあ、良すぎました。
何か、かっこうのいいことを書こうと思ったのですが、書けませんでした。マーダーミステリーは、そもそも一度しか遊べないという点においてネタバレ厳禁なわけですが、それに加えて、この『ヤノハのフタリ』は、思わず言葉を失うくらいにストーリーが良すぎて……もう、遊んでもらうしかありません。
手放しで絶賛したいオススメ作品です。
正体隠匿系が苦手な方にも『予言遺言書』
先に紹介した『双子島神楽歌』と『ヤノハのフタリ』が、『王府百年』の系譜に連なる、中国オープン型マーダーミステリーの進化系とするならば、英国出身の、この『予言遺言書』は、ちょっと趣きが異なります。
正体隠匿度合いも他作品と比較すると薄めなので、初めてのマーダーミステリーに特にオススメかもしれません。
日本人ゲーマーにオススメ『誰が勇者を殺したか?』
リアル謎解きゲームにおいて知名度を持つぺよん潤さんの、オリジナルマーダーミステリー『誰が勇者を殺したか?』です。
剣と魔法の世界を舞台に、勇者や魔王が登場したり、いわゆる『ドラゴンクエスト』に代表される和製ライトファンタジーの文脈に沿っているので、馴染みやすいです。また、ゲーマーが大好きなあれこれが積み込まれているので、そういうのが好きな方は、最初から最後まで大好きな時間が続きます!
店舗ではなく身内で遊びたい方へのオススメ『バード将軍の死』
いちばん手頃なのは、Web上で無料公開されており、PDFを印刷する環境さえあれば、GM不要ですぐに遊べる『バード将軍の死』でしょう。
プレイ時間も短く、ライトなプレイ感なので、マーダーミステリーを手っ取り早く体験したい方にうってつけです。
中国産の王道マーダーミステリーなら『王府百年』と『純白の悪意』
日本人向けのマーダーミステリーも良いけれど、やっぱり日本で流行るキッカケとなり、また本場中国で生まれた王道をということなら『王府百年』でしょう。
また『王府百年』と並び『純白の悪意』が取り上げられることも多いですが、個人的には後者の方が好みです。日本が舞台というのもありますが、テキストの分量は『純白の悪意』の方が圧倒的に多く、遊びごたえが強いからです。
難易度の高いマーダーミステリー『業火館殺人事件』
最後は『約束の場所へ』をリリースし、日本にマーダーミステリーの火をつけたMoaideas Game Designさんによる『業火館殺人事件』です。
重厚感という意味においては、右に出るものを許さない重さです。初プレイで挑んでクラクラする衝撃を受けるのも楽しそうですが、やっぱり慣れてきた頃合いに臨んだ方が楽しめると思います。
終わりに
と言うわけで、オススメ8作ほど紹介しました。
今月末のゲームマーケットでは、国産のマーダーミステリーが一気にリリースされそうですし、また中国から新しい作品が入ってくる気配もありますし、これからもマーダーミステリーから目が離せません!