雲上四季〜謎ときどきボドゲ〜

本と涙と謎解きと、愛しさと切なさとボードゲームと

ゲームマーケット2019秋(2日目)参加レポート

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 ゲームマーケット2019秋の2日目、たいへんお疲れ様でございました。
 1日目に重い荷物を持って2万歩近く歩いた結果、朝、目が覚めたらふくらはぎが痛み、2日目を終えて月曜日の朝、目が覚めたら、今度は全身が痛かったです。
 もう若くない! という事実に震えながら、2日目のレポートをお送りします。

前日のレポートについて

 最初に、このレポートは2日目についてです。
 1日目のレポートは、こちらです。まだ、ご覧になられていない方は、是非、1日目かどうぞ!

Aホールの様子

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 さとーふぁみりあさんのブースでは、新作の『コリントコンストラクション』やゲームマーケット大賞2017受賞作『8ビットモックアップ』及び、そのiello版である『Legendary Forests』を販売されていました。
『コリントコンストラクション』は、とても欲しかったのですが、家庭内稟議が通らず、泣く泣く見送りました……。


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 JOKER PROJECTさんのブースでは『あざらしアタック』の新作拡張と、新装版の『進捗 of the DEAD』が大々的に販売されていました。
 1000円以上の購入でオリジナルデザインのトートバッグも貰えるなんてすごい! 謎解きをメインで作られていたときからのファンなので、今回、挨拶する機会に恵まれてとても嬉しかったです!

Bホールの様子

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 JELLY JELLY CAFEの白坂さんの5歳になるお子さんが、りんたろうゲームズとして新作『ねんどたわーゲーム』を販売されていました。
 ゲームマーケットに出展しているデザイナーとしては、最年少になるのではないでしょうか!? 将来の大物デザイナーと、なんとか名刺交換させていただこうと思いましたが、秋山真琴とうっかり漢字表記だったこともあり分かってもらえませんでした。なんたる不覚……次回のゲームマーケットでは、ひらがな版の名刺も用意します!


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 キングダイズゲームさんのブースでは、新作ゾンビゲームとして2人協力ゲームの『the dead : SHOOT 2 SURVIVE』を販売されていました。
 前作『the dead : beloved one』は、ゾンビ化した妻に追いかけられるという非常にエモいゲームでしたが、今回はユーチューバーとなってゾンビを撮影して配信するゲームだそうです。遊ぶのが楽しみです!


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 番ちゃんさんのブースでは、クイズ本や漫画など盛りだくさんでした。
 恒例の早押しボタンは、今回もしっかり準備され、その場で早押しを体験できる状態が整えられていました


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 倦怠期さんのブースでは、新作トリックテイキングの『アメリカンブックショップ』や、2人用マーダーミステリー『虚飾で彩られたカラス』の試作版などが販売されていました。
『虚飾で彩られたカラス』は2人で遊べるということで、楽しみですね!!


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 こちらは、Power9Gamesさん、マーチヘアゲームスさん、桜遊庵さん、ハレルヤロックボーイさん、4サークルのブースです。
 展示スタイルが統一されていて、傍目にも仲良しであることが分かり、どこかひとつのブースでゲームを買ったら、つい他の3箇所でも買い物をしたくなっちゃいますね。


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 北海道からお越しの常磐倶楽部さんのブースでは、久しぶりにかみやパパさんにお会いしました。
『ヒントをいいます』は、とても素敵なゲームなので、多くのお母さんとお子さんの手にわたればいいなと思います。

オフィシャルステージ企画

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 12時からは「ゲームマーケット大賞2019授賞式」が行われました。
 今年で5回目、そして最後となるゲームマーケット大賞ですが、今年は前日に発表が行われ、このステージでは授賞式が行われました。秋山は、審査員の一員として登壇させていただき、優秀賞を受賞された中村さんとあまおち総統さんに賞状をお渡し差し上げました。
 公式からも発表があり、ご存知の方も多いかと存じますが、改めて受賞作品を紹介すると下記の通りです。


大賞:『FOGSITE』(SoLunerG)
エキスパート賞:『横濱紳商伝デュエル』(OKAZU brand)
キッズ賞:『ポラリッチ』(daitai)
優秀賞:『FILLIT』(ラディアスリー)
優秀賞:『斯くして我は独裁者に成れり』(クリエイティブAHC)


 授賞式は、いけだてつや氏司会で進行し、各受賞者が紹介され、各々からゲームの紹介や、デザインにあたって苦労した点や、喜びの言葉をお伺いしました
 賞状や盾の贈呈の後、審査員長の草場純氏より総括としてスピーチがありました。
 内容としては大きく2点、今回の審査について、そしてこの5年間を振り返ってでした。
 まず、今回で5回目の審査になったが、どんどん作品数が増えて大変だったが、良い作品も多かったことが挙げられました。大賞を受賞した『FOGSITE』の他、『ニワトリかラマか』と『ケーキをつくろう』について言及されました。
 次に、この5年間を振り返り、審査員の名のもとに、多くのゲームを遊ばせていただいたが、実際に審査されたのは審査員側であり、重責だったが楽しくもあったと述べられました。正直、このくだりは非常に素晴らしく、万感の想いをこみ上げてきて、思わず涙ぐみました。
 ゲームマーケット大賞の終了が発表されたときに書いた記事を紹介させてください。



 ほんとうに素晴らしい経験をさせていただきました。
 5年間という短い期間ではありましたが、ゲームマーケット大賞に関われたことをとても嬉しく、そして誇りに思います。ありがとうございました。
 そして、改めて受賞された皆様、おめでとうございます!


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 13時からは「アークライト新作発表会その2(企画系)」がありました。
 計3種類の発表があり、真っ先に登壇されたのはI was gameの上杉氏とアークライトの野澤氏です。
 連作ボードゲームプロジェクト『Kaiju on the Earth』シリーズの第1弾として発表した『ボルカルス』について、その試みやデザインの意図などが話されました。
 また『Kaiju on the Earth』シリーズの第2弾に関する情報が、少しだけお知らせされました。


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 次の登壇者はカワサキファクトリーの川崎氏、イシイジロウ氏、そしてアークライトの橋本氏の3名。
 発表済みの超新感覚フィギュアゲーム『ドラゴンギアス』に関する続報でした。
 同作は、エッセンシュピールで試遊させていただきましたが、非常に面白く、はやく製品化され、一般販売されることを強く願います。


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 最後は『マーダーミステリーポータブル』の発表ということで、登壇者はアークライトの刈谷氏とミスボドゲームズの秋山……ええ、なにを隠そう私です。
 こちらに関しては、既に詳細の記事を書いておりますので、ご笑覧いただければ幸いです。


https://www.unjyou.com/entry/2019/11/24/180000


 その後、14時からは2時間枠として「『新クトゥルフ神話TRPG』on the Stage 2019」と、16時からは「三遊亭楽天 TRPG落語」がありましたが、残念ながら他の予定もあり、この2つは観覧することができませんでした……。
 どういう雰囲気だったか、気になるので他の方のレポートをお待ちします!

JELLY JELLY CAFEステージ企画

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 11時からは「日本発! マーダーミステリーの新潮流! 自由な進化のススメ」として、酒井りゅうのすけさん司会で、ゲストとしてオズプランニングの三原飛雄馬氏と『ヤノハのフタリ』の久保よしや氏が登壇されました。
 事前に、久保氏がTwitterで、希望者に「マーダーミステリー制作スキーム」を配布しますと告知していたこともあってか、凄まじく大盛況で、定期的にゲームマーケット事務局スタッフが「もう少し内側に入ってください」と案内に来るくらいでした。
 残念ながら秋山は、ゲームマーケット大賞の発表準備があったため、半分ほどしか聞けませんでしたが、非常に実践的で、これからマーダーミステリーを作ろうと思っている方は参考になる内容が多かったのではと感じました。


 覚えているところでは……、
・自分だけでデザインすると独りよがりになるので、テストプレイで意見を取り入れることは重要。
・テストプレイでは、声の大きいひとに従いがちだけれど、ときには初期状態に戻す勇気も必要。
・どこから作り始めるかは、デザイナー次第。体験から入る場合は、何を体験させたいかを考える。
・ストーリーから入る場合は、まず舞台。舞台が決まると、登場人物が自動的に決まる。
・手掛けたパッケージ型に指摘を受けた場合は、次の作品で活かそう!
 などがありました。


 12時半からは「マーダーミステリー専門店 Rabbitholeのシナリオ研究会」として酒井りゅうのすけさん司会で、ゲストとして『「アイとアイザワ」フライト・ゲーム』の森脇かみん氏と『SUN DOG -幻日は夜明けに沈む-』の秀島在氏が登壇されました。
……が! 秋山は、ゲームマーケット大賞の授賞式と、その後のアークライト新作発表会があったのでお伺いできず、どのような内容だったのか他の方のレポートを待ちたいです。


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 13時半からはJELLY JELLY CAFEさんのステージではなく、その隣のMoaideas Game Designさんのブースで「一生一度~マーダーミステリーを楽しみきる方法」としてMoaideasのアフォン氏司会で、ゲストとして酒井りゅうのすけ氏が登壇されました。
 こちらも、アークライト新作発表会と被ってしまっており、ほとんど聞けませんでした。どのような内容だったのか、他の方のレポートを待ちたいです。


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 14時半からは「公演型とパッケージ型のマーダーミステリーの今後について」として酒井りゅうのすけさん司会で、ゲストとしてグループSNEより安田均氏黒田尚吾氏、コザイクより秋口ぎぐる氏が登壇されました。
 ようやく体が空いたので、最前列に座らせていただいて最初からお話をお伺いしました。
 秋山は、水野良『ロードス島戦記』を読んで育ったと言っても過言ではなく、TRPGには疎い方ですが、秋口ぎぐる氏は『並列バイオ』からのファンですし、黒田氏は『知ったか映画研究家』からのファンなので、ウキウキで話をお伺いしました。


 話の内容で印象的だったところとしては、
・きっかけは水谷氏の『王府百年』。遊んだ日に『九頭竜館の殺人』の原型を作り上げた。
・当初『九頭竜館~』は多人数&1回しかプレイできないという特性が課題でお蔵入りになったが、昨今のマーダーミステリーブームを受けて、お蔵出しした。
・『九頭竜館の殺人』と『何度だって青い月に火を灯した』、先に遊んでもらいたいのは前者。
・それぞれ300部持参したが、ステージ発表時点で4分の3ほどを販売した。
・パッケージ型は、公演型と異なり微調整ができないこともあり、100人以上にテストプレイしてもらった。
 などでしょうか。
 また、安田氏から『Sherlock(シャーロック)』シリーズの日本語版を、グループSNEとして発売する予定である旨が発表されました
 この件について、エッセンシュピール2019の会場で、パブリッシャーの方から内々に教えていただいており、当ブログでも「某社が日本語版を手掛ける予定」と書いていましたが、これで口を滑らせる心配がなくなりました。


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 さらに、15時からはミステリアス・トレジャーの水谷氏ディアシュピールの川口氏を交え、4社合同発表がありました。
 内容は写真にある通り「新作マーダーミステリー大賞」という公募型新人賞の開始でした。
 グループSNEは「グループSNE公募ゲームコンテスト」として今までボードゲームではありますが、公募型新人賞のナレッジがあり、ミステリアス・トレジャーは、中国発マーダーミステリーのライセンス管理にナレッジがあるので、良いコラボであるように感じました。
 詳細は未定ですが、賞金が出るわけではなく、公演化の際は契約を交わしライセンス料を支払い、パッケージ化の際は印税を支払う形式になる様子です。個人でマーダーミステリーを制作することを考えていた方は、この賞への応募を検討してみてはいかがでしょうか?
 最後に、朝から晩までぶっ通しで稼働されていらっしゃった、酒井りゅうのすけさんお疲れ様でした!!

終わりに

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 最後は、おもむろに飯テロです
 1日目からフードコートに、もくもくと湯気を立て、その存在感を発揮していたラーメンを、ついに食べに行ってしまいました。いただいたのは、麺や七彩さんの醤油ラーメン。
 太縮れ平麺とでも言えば良いのでしょうか、しっかりとした麺に、優しいスープが相まって最高でした。
 と言うわけで、2日間お疲れ様でした。次回は2020年4月25日から26日かけての開催だそうです。また、お会いしましょう!!