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法廷マーダーミステリー『裁くもの、裁かれるもの RE:MASTER』の感想

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 Rabbithole渋谷店で、のりっちさんのマーダーミステリー『裁くもの、裁かれるもの RE:MASTER』を遊ばせていただきました。
 ネタバレには配慮していますが、気になる方は回れ右推奨です。

ゲームの概要

 8名~9名用のマーダーミステリーです
 プレイヤーは検察側、弁護側、裁判官側の3陣営に分かれることになり、敵陣営/味方陣営が明確に分かれているのが特徴です。擬似的に法廷における裁判劇を楽しめるのが魅力です

ストーリー

被害者の名前は,吉岡さとる。
胸から血を流し倒れているところを発見された。
被告人は,花宮真琴。
被害者の胸を刺してしまったと,自供している。
検察官は,被告人を殺人罪で起訴。
弁護人は,正当防衛により無罪を主張した。

https://rabbithole.jp/event/sabaku

 ゲーム開始時点で、被害者 吉岡さとるは死亡済みで、彼を殺したとされる花宮真琴は被告人として指名を受けています。
 プレイヤーはこの事件に関与するキャラクターを演じることになります。

ゲームの感想

『逆転裁判』が好きなので、擬似的ではありますが法廷を体験できたのは、とても楽しかったです。ただ、完全に裁判を意識してしまうと、喋るのが弁護士と検事だけになってしまい、他のプレイヤーは、ずっと傍観することになってしまうので、途中から「裁判は裁判、ゲームはゲーム」と意識を切り替え、自分の意見を出したり、気になった点を質問したりしました。
 楽しかったポイントとしては、あの名台詞「異議あり!」を言えたこと……ではなく、意外な新事実が判明し、思わずプレイヤー全員がどよめいたときに、裁判長が発した「静粛に! 静粛に!」が聞けたことです。ドラマチックでした


 弁護側と検察側は、ゲーム中、まっこうから対立することになります
 公式にも、

通常のマーダーミステリーに比べかなりヒートアップした議論が予想されます。ハードな議論や交渉を楽しまれたい方にオススメさせていただきます。

https://rabbithole.jp/event/sabaku

 と赤字で書かれており、Twitterを見ても「固めて行った方がいい」という注意喚起が見受けられます。
 今回はお声がけいただいて、珍しく固めて行ったわけですが、私としては、そんなに危惧するほどではないと感じました。ただ、弁護士と検事だけは、さすがに顔見知り、あるいは気遣いのできるプレイヤーが望ましいな、くらいでしょうか。

一緒に遊んだぺこらさんとのラジオ

終わりに

 得られる体験は独自ですし、なによりミステリー作品として優れていると感じたのでオススメではあるのですが、残念ながらRabbitholeさんでの公演は終了の様子です。
 今後、どこでどのように遊べるかは分かりませんが、また広く遊ばれる環境が用意されることを願うばかりです。