ボードゲーム、楽しんでますか?
こんにちは、秋山です。
先日、2017年に遊んだボードゲームの中で面白かったもの100作リストを作りましたが、そこからさらに10作に絞り込んで、ベストテンを作りました!
2017年は主にリアル謎解きゲームに本気だったので、ボードゲームに投じた時間はそこそこですが、それでも206作は遊んでいるわけで、人並みには遊んでいる方でしょう。国産ゲームばかりなので、かなり偏ってはいますが。
そんなわけで前置きが長くなりましたが、面白かった10作、紹介させてください。
FLEE
2017年、いちばん面白かったのは、何と言ってもフリードマン・フリーゼの『FLEE(フリー)』でしょう。多分、このページを見ている多くの方にとって「え? 何それ? 聞いたことない」というタイトルでしょう。それもそのはず、今のところドイツ語版と英語版しかリリースされておらず、ヨーロッパ圏、英語圏でしか入手できません。日本で入手しようとすれば輸入するしかなく、輸入しても言語依存が強いので、外国語ができるメンバーでないと遊ぶのには苦労します。
秋山は、偶然、エッセン・シュピールの会場で巡り会い、なんとなく購入しましたが、これが大の当たりでした。
個別に感想も書きましたが、とにかく衝撃的で、10年に1度の傑作です(ボジョレーヌーボーみたいになってしまいました)。
パンデミック:レガシー シーズン2
パンデミック:レガシー シーズン2(黒箱) (Pandemic: Legacy) 日本語版 ボードゲーム
- 発売日: 2017/10/27
- メディア: おもちゃ&ホビー
パンデミック:レガシー シーズン2(黄箱) (Pandemic: Legacy) 日本語版 ボードゲーム
- 発売日: 2017/10/27
- メディア: おもちゃ&ホビー
何を言ってもネタバレになってしまうので、何も言えないのですが、敢えて言うと、パンレガ2はいいぞ、でしょうか。
元々『パンデミック』が好きで、協力ゲームが好きで、連続して遊ぶキャンペーン型のゲームが好きなのですが、『パンデミック:レガシー シーズン2』はストーリーも良くて、とても感動しました。未プレイの方には前のめりでオススメ中のオススメです。
文絵のために
死んでしまった文絵を救うために、魔法の腕時計を使ってあの日に戻り、悲劇を回避する。なんて素敵なストーリーなんでしょう! 2人専用の協力ゲームで、マルチエンド式カードゲーム『文絵のために』は、知った瞬間に、傑作でないわけがないと確信しましたが、実際に遊んでみて、やはり傑作だったと確信しました。
デザイナのカナイセイジさんは、中二心をくすぐるマインドの持ち主でもあって、『ローレルクラウン』の説明書にも、そういう傾向が現れていますよね。こういうストーリー性の高いゲームは大好きです。
AZUL
レガシー型の協力ゲームばかりだと何なので、ここらでバランスを取るために『AZUL(アズール)』を入れます。エッセン・シュピール2017の新作で、巷でも評判ですが、秋山もお気に入りのゲームです。
否定的に聞こえるかもしれませんが、デザイン的には、それほど新しくはないですよね。今風のメカニズムを採用しているわけでもなければ、突飛なコンポーネントが含まれているわけでもありません。ルールを読んだときの第一印象は「なるほど、面白そうだ。でも、どうして今までなかったのだろう」です。変な表現ですが、アメリカンな特殊能力のない、古き良きユーロゲームです。
元々、秋山は、こういうシンプルなゲームが好きなので、こういうゲームが出てくると嬉しいのですが、世の中的に評価されているのを見ると、みんな何だかんだ言ってやっぱりドイツゲームが好きだったんだなあと感じた次第です。
キャプテンソナー
キャプテンソナー Captain Sonar ボードゲーム [並行輸入品]
- メディア: おもちゃ&ホビー
リアルタイム協力潜水艦ゲーム! その名も『キャプテンソナー』!!
突然、ビックリマークが増えて「何事っ!?」って思われるでしょうが、このゲームを紹介しようと思うと、そりゃあテンションも上がりますよ! いやあ、これマジで楽しいですよ! 脳内でドーパミンが、ドバドバ分泌されます。
メカニズム的には、他プレイヤの同行含めて先々まで検討するワーカープレイスメントや、可能性を考慮して検討を重ねる協力ゲームなど、じっくりと腰を据えて遊べるものが好みですが、こういうリアルタイムで選択を迫られ続けるゲームも大の好みです。今までリアルタイムゲームだと『エスケープ』が至上でしたが、この『キャプテンソナー』も中々に良かったです。楽しいは正義!
スペースアラート
『キャプテンソナー』を紹介したならば、こちらも紹介せざるを得ないでしょう『スペースアラート』!一時期は、河原さんを捕まえて、何時間もぶっ通しで遊び続けていましたが、いくら遊んでも遊び足りないというか、まだまだ成長できる余地があります。
面白さのポイント的には『キャプテンソナー』と重複しますが、自動的に流れる音声を聞きながら、ときに先読みして、ときに遡って、判断を修正、設置していくのは、ほんとうに楽しいです。遊び終えた後、めっっっちゃ疲れますけどね!!
今年も死ぬほど遊びたいです。
-KUFU- クフ
ここらで少し落ち着きます。次に紹介するのは、るりるりゲームズさんの『-KUFU- クフ』です。
このゲームがいかに素晴らしいかは、ゲームマーケット大賞2017の審査員講評にがっつり書かせていただきましたが、ボードゲームにゲームブックの要素を組み入れたのは、ボードゲーム史に残る、ひとつの偉業、発明だと思っています。ゲーム終了時に立体的なピラミッドが出来上がる、と言うのも素敵です。量産は大変だと思うので、是非、大手パブリッシャーの支援を受けて、製品化を成し遂げてもらいたいと願っています。
8ビットモックアップ
タイトルに8が含まれているので、8作目に入れてみました、さとーふぁみりあさんの『8ビットモックアップ』。
いやー、こういうゲーム、大好きなんですよ。つい夢中になって遊んでしまうというか、何度も何度も繰り返し遊んでしまいます。ゲーム終了時にひとつの世界が出来上がると言うのが良いですよね。ミヒャエル・シャハトの『モンド』も好きなんですけれど、終わった後、必ず写真を撮ります。記念にもなるので、フォトジェニックなゲームが増えるのはわりと歓迎です。
パーフェクトアリバイ
ご存知ですか? コミュニケーション系ゲームの『パーフェクトアリバイ』。
正月の草場さん会でレンさんに遊ばせてもらったのですが、超絶、面白かったです。共犯者対裁判官というゲームで、共犯者は何らかの罪に問われており、逃れるためにアリバイ工作を練ります。裁判官は共犯者2名を、個々に呼び出して質問を10個します。この10個の質問に対し、共犯者2名がどれだけ答えを合わせられるかを競うゲームで、なかなかにスリリングです。
コンポーネントがなくとも、紙とペンさえあれば遊べてしまうので、ミスボドの二次会で何度か遊びましたが、毎回、盛り上がります。オススメですよ。
ごいた
最後は、石川県能登町の伝統ゲーム『ごいた』です。秋山は能登ごいた保存会東京支部の一員なのですが、支部員の車に同乗して長野に行ったり、大阪の都道府県対抗戦に出たり、あまり貢献はできませんでしたが、たいへん楽しかったです。
2018年は能登で大会があるので、これにも参加したいと考えています。『ごいた』はいくらでも遊べる面白さがありますよねえ。今年もがっつり遊びます。
終わりに
と言うわけで、2017年ベストテンでした。
今年も様々な「楽しい!」に触れられればと思うので、見かけたら是非オススメのゲームをお誘いください。
合わせて読みたい
2016年以前のベストテンは下記の通りです。