雲上ブログ〜謎ときどきボドゲ〜

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2020年に遊んで面白かったボードゲーム・ベスト10

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 皆さん、こんにちは。秋山真琴です。
 毎年、その年に遊んだボードゲームの中から特に面白かった10作を選んでいますが、2020年のベスト10をまとめましたので、発表します。

ベスト10について

 このブログでは毎年、その年に遊んだボードゲーム・ベスト10をまとめていますが、今年で、ついに10年目となります!
 2020年に遊んだボードゲームの総数は125作! その中から、私が、ほんとうにハマって、ほんとうに面白いと感じた選りすぐりの10作をピックアップさせていただきます。マジで、どれもオススメ中のオススメなので、気になった方は、是非、遊んでみてください。

1位「グルームヘイヴン」

 1位は、間違いなく、そして疑いようもなく『グルームヘイヴン』で決まりですね。
 総プレイ時間は150時間以上なので、アナログゲームとしては破格としか言いようがありません。紹介記事だけでなく、プレイ日記や攻略記事まで書きましたし、2020年を代表する1作ですし、人生を通してベストに挙げつづけたいゲームですね。
 ネタバレのない紹介記事としては、下記がオススメです。

 この他にネタバレありの感想記事を1つ、プレイ日記を3つ、攻略記事を8つ書いていますが、なかでもオススメなのは初期6クラスを徹底的に掘り下げたこちらです。これからグルームヘイヴンに着手予定という方は、どうぞ参考にしてください。

2位「ザ・クルー」

『グルームヘイヴン』は、何もかもが規格外なので1位に挙げざるを得なかった……という感じなのですが、2020年に出会ったボードゲームの中では、という従来通りの括りで言うと『ザ・クルー』との出会いは、収穫と言えます。
 トリックテイキングと協力ゲームという類を見ない組み合わせで、しかもプレイヤー人数を変えて、何度でも楽しめる奥深さを秘めています。熱中して、のめり込みました。

3位「軍師軍略」

 もうひとつ、出会いと呼べるほどに感動的だったのは、Grandoor Games大門さんの新作『軍師軍略』です。
 アブストラクトのテイストを持ちながら、ハンドマネジメントやプロット、読み合いといったボードゲーム要素を併せ持つ本作は、ほんとうに2人用ゲームの傑作と言えるでしょう。1プレイが10分で終わるシンプルな2人用対戦ゲームではなく、ときには1時間近い長丁場にもなる本作は、ほんとうに将棋やチェスに迫る濃度を覚えます。

4位「カタンの開拓者たち 拡張セット 航海者 海賊の伝説」

 続いては、ごいた喫茶マーブルさんで遊ばせていただいた『カタンの開拓者たち 拡張セット 航海者』の20周年記念版に収録されているキャンペーンシナリオの『海賊の伝説』です。
 全4章にわたり、物語仕立てで用意されたキャンペーンシナリオを楽しみつつ、海カタンの様々な可能性を味わえる、ほんとうに奇蹟のような作品で、遊ばせていただいたマーブルさんには感謝しかありません。大元の根っこにあるのは『カタン』なので対戦となりますが、キャンペーンシナリオがお好きな方は、絶対に遊ぶべき傑作です。

5位「掛合トランプ」

 ちょうど折り返しとなる第5位として取り上げたいのは、島根県雲南市掛合町で18世紀から遊ばれている伝統ゲームの『掛合トランプ』です。
 シンプルなトリックテイキングのペア戦でありながら、程よい難易度とランダム性で、とても気に入りました。個人的には『ごいた』や『スコポーネ』に匹敵する面白さです。2021年は余裕があれば遊んでいきたいなと思っています。

6位「7 Wonders Duel:Agora(アゴラ)」

 6位は少し悩んだのですが、やはり入れざるを得ないなということで『7 Wonders Duel』の第2拡張こと『アゴラ』です。
 元々『7 Wonders Duel』は大好きなゲームで、2人用ゲームの中では、かなりお気に入りです。そして、この拡張は、その良さを大きく引き上げているもので、リプレイビリティがとても向上しました。

7位「パンデミック:レガシー シーズン0」

 さて、ここからは、いつもの私らしいキャンペーン型協力ゲームのオンパレードです。
 まずは『パンデミック:レガシー』シリーズの最新作にして、シリーズの前日譚となる『パンデミック:レガシー シーズン0』です。
 正直、このシリーズは、今までのベスト10でも上位に挙げており、今年も、また安易に入れて良いのものか遊ぶ前は思っていました。遊び終えた今はベスト10に入れることは、なんら躊躇ありません。さすがに5以内に入れるのは自粛しましたが、協力ゲーム系のなかでは、ごまかしようがなくベストでした。
 ネタバレなしで書いているので、どうぞ安心して読んでください。そしてシーズン1から2を経て0へ駆け抜けてください。

8位「アドベンチャー・アイランド」

 キャンペーン型協力ゲームの次点は『アドベンチャー・アイランド』です。
 いえいえ、本作も充分に面白いんですよ。正直、2020年12月25日までは「『グルームヘイヴン』を除くと『アドベンチャー・アイランド』がいちばんだな」と思っていたのです。問題は12月26日から『パンデミック:レガシー シーズン0』を遊び始めてしまい、そこで塗り替えられてしまったわけですが、逆に言うと、それまではベストに君臨し続けていたことになります。
 やっぱり冒険が楽しいんですよね。ボードゲームらしさが前面に出ていたのも良かったです。オススメ!

9位「グリッズルド:休戦版」

 続いてのキャンペーン型協力ゲームは『グリッズルド』シリーズの3作目である『グリッズルド:休戦版』です。
 これは、ほんとうに良かったです。『パンデミック』に対する『パンデミック:レガシー』のように、『グリッズルド』に対する『グリッズルド:休戦版』という位置づけなのですが、基本の『グリッズルド』が単体だと薄味なのに対し、『休戦版』はゲームとしての面白さも濃厚ですし、ストーリーも戦争の悲惨さ無情さが表現されており、鮮烈です。
 内容物としては『グリッズルド』を内包するので『休戦版』さえ購入すれば基本や第1拡張は買わなくても大丈夫です。さあ、今すぐ第一次世界大戦の世界に飛び込もう!

10位「TIMEストーリーズ レボリューション:ハダル・プロジェクト」

 最後は悩みました。
 ボードゲームの王道という観点では『アズール:サマーパビリオン』を取り上げたかったですし、新しいタイプのゲームという観点では『アドベンチャーゲーム:ザ・ダンジョン』も忘れられませんし、推理ゲーム好きとしては『ザ・キー 岸壁荘の盗難事件』は良かったですし、地味に『荒野へ-The Game of Tarot』は好きなゲームなので、10位に入れるのも悪くないと思いました。
 しかし! 悩んだ末にベスト10のラストは『TIMEストーリーズ レボリューション:ハダル・プロジェクト』とします! 正直、誤字脱字が多くてゲーム中に何度もテンションが下がりましたし、ルールが甘いところもあったのですが、このシリーズは今後も続くでしょうし、その度にベスト10に入れるかどうか悩むくらいだったら、レボリューションシリーズの1作目である本作を入れてしまおうと思った次第です。

終わりに

 いかがでしたでしょうか?
 他プレイヤーと競い合う系のゲームよりも、プレイヤー同士で協力してひとつの目的に向かう協力ゲームや、ストーリーを読み解いたり、連続性のあるキャンペーン型のゲームが好みなので、偏りのあるベスト10になりましたが、私と好みの傾向が似ている方には、最高のオススメリストになるのではと思っています
 2020年はコロナ禍ということもあり、短いプレイ時間のゲームをいっぱい遊ぶと言うより、5時間以上かかるゲームを重点的に遊んだという印象です。今年も素晴らしい作品に出会えますように!!