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死のループに陥ったアイドルを救い出せ『アイドルは100万回死ぬ2』の感想

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 2018年3月28日から公演が始まった、SCRAPのルーム型リアル脱出ゲーム『アイドルは100万回死ぬ2』の感想です。ネタバレには配慮していますが、気になる方は回れ右推奨です。

ストーリー

あなたが閉じ込められたのは不思議な部屋。
隣の部屋を見ると、以前命を救ったアイドルがそこにいる。
不安がよぎるあなた。その不安は的中する。
なんと、またもアイドルが殺されてしまったのだ!
そして突然時間がさかのぼり、アイドルが死ぬ前に戻される。


なぜまたしても彼女は殺されたのか
なぜ時間ループに巻き込まれるのか


その謎を紐解くには、彼女を救うしかない。
あなたは時間ループの中で死の運命に立ち向かう。

http://realdgame.jp/ajito/shimokitazawa/event/idol2.html

閉じ込められる前

 前作『アイドルは100万回死ぬ』は、『Ever17』や『極限脱出 9時間9人9の扉』のシナリオライターとして知られる打越鋼太郎が、制作に携わっているということで、謎解きを始める前から気になっていたタイトルでした。謎解きを初めて、わりと早い段階で遊びにいった公演でもあります。そして、成功もしました。良い思い出です。
 3月に同作の終了が発表され、あんなに面白いものも不人気で終わるのかと愕然とした一方で、『アイドルは100万回死ぬ2』の公演開始が発表され、喜び勇みました。
 すぐに遊びに行かなきゃ!
 と言うわけで、すぐに遊びに行きました。

閉じ込められてから

 開始前に、同じ回の方に1のプレイ経験を確認しましたが、9人中8人が1プレイ済みとのことで、この時点で「勝ったな」と内心、ほくそ笑んでいました。
 一通り説明を受けて、いざゲームスタート。
 ストーリーから察せられる通り、だいたいの流れは前作と同じです。『2』が初めてという方は、このリアルタイムループという構造自体に戸惑うかもしれませんが、今回はプレイ済みの方が多数なので、まさしく、


 勝手知ったる!


 と言わんばかりにスムーズな動きで邁進しました。
 ポイントは、いかに効率的に情報共有して、10人の意思疎通を図るかですかね。
 制限時間もあると言えばあるので、効率的に会話して、決断を下していかないと容赦なく失敗します。最序盤において、躓きがあり、1回だけ、


「ああ、無駄にしたなあ」


 というループがありましたが、それ以降は最適解を追い続けられたのではないでしょうか。
 良いチームワークが発揮できました。

脱出を終えて

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 と言うわけで、8ループで脱出成功、ゲームクリアでした。
 遊び終えた直後は、難易度的には平易に感じられ、もう一捻りあっても良いのではないかだとか、案の定、脱出率が高そうであると感じましたが、落ち着いて物語を振り返ると、それなりに込み入っていますし、『1』は未体験という方を想定すると、適切な難易度設定かもしれません。
 ひとによっては、


「これは、リアル脱出ゲームではない」


 と苦言を呈するかもしれませんが、秋山は大好きですし、むしろこういう形態こそリアルで遊びたいので、『3』が発表されたら、再び喜び勇んで挑むことでしょう。
 今回は虹のコンキスタドールとコラボということもあり、前作以上にアイドル感がありました。かつてアイドルを追っかけていたり、あるいは現在進行系で追っかけてるという方には、特にオススメしたいです。

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