自転車創業*1『あの、素晴らしい をもう一度』クリア。
これは……傑作。
素晴らしい。時間物の極致、至上でさえある。真実、素晴らしい。名作の域。
『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』をクリアしたときも『歌月十夜』をクリアしたときも、これ以上のものは最早、作り出されえない、時空を手掛ける創作において究極のかたちを具現したものに違いないと確信した。が、これは全てを凌駕する。時間物を語るために作り上げた舞台設定――世界観、主人公およびヒロインを巡る多重の構造、真理を探究するものの絶望と一条の光、タイトルの秀逸さ、そしてプレイヤが途中でゲームを放棄してしまうことをも厭わないストイックな作りこみ。これを傑作と呼ばずして、一体いかなるゲームを傑作と呼ぶのだろうか！
