雲上ブログ〜謎ときどきボドゲ〜

オススメの謎解き&ボードゲーム&マーダーミステリーを紹介しています

火曜日、暖めてあげよう。

 昨夜は『ヘリオテロリズム』*1に掲載予定の作品「メタ探偵の憂鬱」の校正を行いました。まだ入稿すらされていないので、完成には程遠いのですが、これは素晴らしいですね(秋山の作品がではなく、それが収録される同人誌全体が)。目次や執筆者紹介の頁を見ているだけでワクワクしてくるような構成なのです。早くも色々と語りたいのですが、先走ってネタバレなどしては問題なので、秋山自身の作品に言及するに留めておきます。
「メタ探偵の憂鬱」という題ですが、舞城王太郎九十九十九』の仮題だったものです。JDCトリビュートでメタ探偵の憂鬱という仮題を聞いて「上手すぎるッ!」と思ったのですが、『九十九十九』なんて直球過ぎる題名に変わってしまったので、どうせならと、勝手に使わせていただきました。なお、作中のフッター部分にヘリオテロリズムVol.1とあるので、あるいは第二弾が企画されるかもしれません。そのときまた参加させていただけるようなら、次は「メタ探偵の溜息」という題にしようかなと。
 千街晶之『終わらない伝言ゲーム ゴシック・ミステリの系譜』に興味を持って、e-NOVELSからダウンロードさせていただいたのですが、ネタバレを多く含むとのことで最初の五行で読むのを諦めました。この評論を読むために読まなければならない小説の量を考えて少し時間の流れから分離し、けれど東浩紀のように唐突にネタバレされるよりかはずっとましだと思いました。