雲上四季〜謎ときどきボドゲ〜

本と涙と謎解きと、愛しさと切なさとボードゲームと

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久住四季

メディアワークス 2006-04
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 城翠大学学園祭の一日目、その開催の瞬間、三嘉村凛々子と歩いていた天乃原周はなにか大きな力に飲み込まれ、意識を失った。総科棟は暗闇に閉ざされ、結界によって完全に封鎖されてしまった。彼と彼女と、城翠大学推理小説研究会の面々とともに。
 シリーズ第3巻。前巻と同じく閉鎖空間を舞台としているが、舞台が完全に暗黒に閉ざされているという点と、正体不明の敵が徘徊しているという点において、ミステリというよりホラーな感じが漂っていた。雰囲気としては、時無ゆたか『明日の夜明け』に近い。残念なことに仕掛けられているトリックに早い段階で気がついてしまい、さらに秋山が○○構造を好まないがゆえに今ひとつの感があるが、ミステリにあまり馴染みがない読者が受ける衝撃を思うと、笑みがこぼれる。完成度は高かったように思う。