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うえふたつは、id:azejdc:20070919:1190140101で知りました。後、マイベストではないので、リストには加えていませんが、1996-2005オールベストネット投票が昨年は行われましたね。
マイベストと言えば、法月綸太郎『複雑な殺人芸術』において興味深い記述がありました。
ミステリーのベスト表作りが楽しかったのは、せいぜい二十代の半ばぐらいまでだ。その頃までは私的なリスト作りが、自分のミステリー観を他人に伝えるための、有効な表現手段になりうると信じていた。そう信じられたのは、読者の間でミステリーのスタンダードという幻想が共有されていたからだろう。漠然としたものであっても、遊びの土台となるような、なにがしかの共通認識が存在していたような気がする。だからこそ、どんなにヘンテコなリストでも、スタンダードからの偏差の大小によって、個人の嗜好を測定することができたのだった。
(ミステリー通になるための100冊(海外編) - 序 ザ・ベスト・マスト・ダイ より)
この後、法月綸太郎は「今やスタンダード幻想などというものはどこにも見当たらず、目に入るのは短期のトレンド予想表か、総花的カタログばかり」と続け「そこで、今回の百冊リストでは、保守反動・権威主義のポーズに徹して、失われたスタンダードを復活させようともくろんだ。特に若い読者に向けて、嘘でもいいから、教科書的なガイドを作ろうと意気込んでいたのである」と結んでいます*1。
さて、これを読んだ秋山は思いつきました。
本読みブログをやっている身として、ここは何とかしてネットのちからを用いてスタンダード幻想を作り出せないかと!
つまり、何十人かでミステリマイベストや、ライトノベルマイベストのようなものを作り、共通している本を拾っていくことでスタンダードベストが作れないかということです。
これは試みとしては、ランキングやアンケートに近いですが、やはり100冊という大きな単位でやるというところに魅力があると思います*2。とりあえず言いだしっぺとして、ライトノベルでマイベストを作ってみようかと思います*3。
- 作者: 法月綸太郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/01/23
- メディア: 単行本
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