私家版ライトノベル十大小説に引き続き、ミステリでも考えてみました。
id:sl-st:20071023:1193157264経由で、
を知ったのと、ブクマコメントでid:banraidouさんから上目遣いされたのが直接的な理由です。
1)綾辻行人『十角館の殺人』
2)島田荘司『占星術殺人事件』
3)森博嗣『すべてがFになる』
4)麻耶雄嵩『夏と冬の奏鳴曲』
5)法月綸太郎『頼子のために』
6)京極夏彦『魍魎の匣』
7)清涼院流水『コズミック』
8)西澤保彦『七回死んだ男』
9)東野圭吾『ある閉ざされた雪の山荘で』
10)若竹七海『ぼくのミステリな日常』
予想外に辛かったです。
私家版ライトノベル十大小説を選んだとき以上に思い出補整の影響を受けたように思います。具体的には1位の『十角館の殺人』。冷静になって考えてみると館シリーズでは『時計館の殺人』がベストで、次点が『迷路館の殺人』です。なのですが、どの作品にいちばん衝撃を覚えたかと言われると『十角館の殺人』と答えざるをえません。
しかし、そうなると2位以降が問題です。1位を『十角館の殺人』としてしまったならば、ミステリとしての完成度や洗練度の高い作品よりも、より衝撃を受けた作品や、秋山の読書傾向に影響を及ぼした作品を入れたくなってしまいます。仕方がないので私家版の言葉に甘んじて、客観的に面白い作品よりも、主観的に面白かった作品で10作を決めました。
それにしても10作というのは中途半端に多くて難しいですね。3作ぐらいなら迷うことなく決められるのですが……。
追記
リスト作成お疲れ様です。
トラバしておきます、id:idiotape:20071020:1192873365。