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ベイリーの「四色問題」は傑作か駄作か

ベータ2のバラッド (未来の文学)

ベータ2のバラッド (未来の文学)

 ニューウェーブSFを集めた『ベータ2のバラッド』というアンソロジーを読みました。そこに収録されていたバリントン・J・ベイリーの「四色問題」という短編がすごいのです。どれぐらいすごいかと言うと『ロクメンダイス、』が100%KUROUだとしたとき四色問題」は4000%KUROUというぐらい。いやあ、世の中にはすごい小説があるものですね。
以下、感想抜粋。全文はこちら

 これはすごい。出だしは「変な文章だなあ」と思うぐらいなのだが、だんだん分からなくなってくるのだ。何度、同じ文章を読み直しても理解できない。運よく理解できたとしても、前後の文脈とまったく繋がらない。なにやら数学の四色問題に対してアプローチをかけているらしいのだが、もうなんだかこれっぽっちも分からず、やがてその意味不明さが一周し、分からないことが逆に面白くなってきさえするのだ。

 以下、この本を読んだ他のひとの感想。

 とにかく凄まじいまでの意味不明さで、ここまで来ると、文章の狂った様を笑って楽しむことができる。

http://d.hatena.ne.jp/Wanderer/20060627

 うわーわけわかんねえ。わかるけど、わかんない。でも面白かった。

http://d.hatena.ne.jp/funa-1g/20060708