これは傑作、あまりに傑作。実に素晴らしかったです。
表紙を見て「ふーん」と思ってから裏表紙を見てみたら、ちょっとえちくて「お」と思いました*1。そのままあらすじを読んでみたら大学生の「先輩」の鯨井ルカと「後輩」入巣柚実の日常を描いたものらしいと分かり、いわゆるドタバタ系か、日常のちょっとした出来事をくすりとした笑いと共に提供しているのかなと想像。そうしてもう一度、表紙を見て、左側のすっとぼけた顔をしている方が「先輩」で、右側のむすっとしている方が「後輩」なのかなと予想しました。
- 作者:石黒 正数
- 発売日: 2008/03/19
- メディア: コミック
第1話「ネムルバカ」
読みながら「いかん、ふつうに面白いわ、これ」と思いました。
次の展開を想像したりするのですが、これがことごとく外れるのですよね。「先輩」と「後輩」も逆でしたし、次から次へと繰り出される急転直下の猛展開に、もう目がぐるぐるです。
第2話〜第4話
おもしれええええええええええ!!!!!11111111
の、連続でした。
こんなに面白い漫画を読んだのは、実に久々です。
第5話
こ、これは……。
第6話
え、まさか……?
第7話
くはあ、傑作。大傑作!
これはすごい素晴らしい、すごい素敵な作品。ちょっと2回か3回ぐらい泣きそうになってしまいました。
『Present for me』とはまったくベクトルの異なる作品でしたが、素晴らしいことには変わりありません。どちらかと言えば『ファウスト』の巻末や『IKKI』に掲載されていそうな物語でした、『G戦場ヘヴンズドア』にも近しいものがあるかも。
や、しかし、いい作品でした。堪能。勧めていただいたid:Suckerさん、ありがとうございます。他にもお勧めの作品があったらよろしくお願いします。
*1:最初、彼女が咥えているのがギターのピックではなく……いえ、まあ、置いておきましょう。些末な問題です。