雲上四季〜謎ときどきボドゲ〜

本と涙と謎解きと、愛しさと切なさとボードゲームと

第28回「謎マジック」レポート

 先月に引き続き、今月も参加させて頂きました。
 愛知県名古屋市昭和区で開催されているゲーム会です。今回は10人強という参加者で、だいたい2卓か3卓でゲームが遊ばれました。

ヴィティカルチャー



(インスト:30分、プレイ時間:160分)
 アリタさんが持参された新作ボードゲーム。まだ、この世界に日本語訳がないとのことで、英語のルールを元にインスト頂きました。カードの効果が記載されているサマリもオールイングリッシュで、英語が苦手な山田さんは苦戦されている様子でした。
 ゲームとしては、いわゆる拡大再生産とワーカープレイスメントを組み合わせたもので、自分の農場を発展させながら、生産したワインを出荷して勝利点を稼ぐというものです。前半はとにかく自分の農場を発展させる必要があるので、せっせと小銭を稼いでは、投資していきます。だいたい1時間くらい準備を進めて、ようやくブドウが採れるようになるので、次は、それをワインに出来るように準備を進めます。ある程度、畑が整って、サイクルが整うと、どんどんワインが生産できるようになるので、そうしたら一気に出荷して、勝利点を稼いでいきます。
 プレイヤの誰かひとりが20点に到達したら、ゲーム終了フラグが立つのですが、だいたい2時間くらい掛けて0点から5点くらいまでじわじわ進み、そこから先は一気に収束した感じです。
 とにかく自分の農場を発展させるのが面白いので、箱庭系が好きな方は気に入ると思います。カードの効果が若干、強すぎて、特定のカードを引くことが出来たプレイヤが独走できてしまうかも……と思いましたが、その強いカードの比重が多いので、どのプレイヤも異なる領域において突っ走っていて、結果としては強いカードが多いことで平準化されているなと感じました。
 ワーカープレイスメントとしても、面白かったです。1ラウンドが春夏秋冬に分かれており、その内の夏と冬でワーカーを配置していくのですが、夏と冬とでは、アクションが異なるのです。『アグリコラ』や『OWACON』ではゲームが進むたびに、アクションの総数が増え、プレイヤの選択肢が増えますが、このゲームでは、夏と冬とでアクションが全然、違うので、最初から限られたワーカーを、どちらに注力させるか考える必要があります。
 これが、けっこう面白くて、たとえばあるプレイヤが早々にパスをすると、彼は多くのワーカーを残したまま冬へ進むことになるのです。パスをするひとが多ければ、夏のアクションは容易に選べるのに対し、冬は競合してしまって、行いたかったアクションが選べないことがあります。ですので、けっこう他のプレイヤの手元をチラ見する必要があって、そういった意味ではソロプレイ感が生まれがちな箱庭系でありながら、奇妙なインタラクションが生まれていました。
 最終的には山田さんが勝利となりましたが、上位3人は、ほんとうに拮抗していたので、カード運的に誰が勝利してもおかしくなく、非常に接戦でした。
(山田さん24点、秋山22点、アリタさん20点、アメさん16点)

ウボンゴ


(インスト含めプレイ時間:30分)
 前々から遊びたかった『ウボンゴ』をようやく遊ぶことが出来ました!
『ウボンゴ デュエル』や『ウボンゴ3D』は、以前にも遊んだことがあるのですが、基本となった『ウボンゴ』は実は初めてです。早い者勝ち的な得点方法も面白く、後に発表されるヴァリアントでも、このシステムが採用されればいいのにと思いました。
 ちなみに3ピース使うのと、4ピース使うのと計2回、遊びました。4ピース使う方が、断然、面白いですね。
(1回目:和樹さん、たけださん7点、秋山6点、ササキさん5点)
(2回目:秋山8点、和樹さん6点、ササキさん5点、たけださん4点)

フレスコ(拡張3種入り)


(インスト:15分、プレイ時間:75分)
 先月に続き、今月も謎マジックで『フレスコ』を遊びました。
 ちょうど先月『フレスコ』を遊んだ3人が浮いてしまい「なにを遊びましょうか?」という状況になったのですが、たけださんより「拡張を入れて遊びましょう」とリクエストがあり「いいですね!」と即答しました。
 和樹さんの所有されていた3種類の拡張を、すべて入れてプレイしたのですが、プレイの幅が広がりつつも、プレイ時間は、そんなに増えるわけではなく、いずれも、良い拡張ですね。中盤、たけださんが独走し始めて、秋山はスタピーを維持するために得点的に最下位をキープしていたのですが「ややっ、これは前回と同じ展開! ラストスパートを掛けるものの、たけださんに追いつけないフラグ!?」と言っていたら、完全に同じパターンでした……。
 どんなにワーカーを駆使しようと、1ターンで稼げる点数に限界があるので、ある程度、差をつけられてしまうと、もう縮められないのですよね……と、言っても、実は今回、終盤に1手だけミスしていて、それをしていなければ、たけださんとの点差は、もう少し縮まっていたはずなのです(ただ、その場合、和樹さんが勝っていたはずなので、負けは負けだという……)。
 うーん、悔しいです! また、遊びたいですね。
(たけださん117点、和樹さん116点、秋山111点)

クイックス


(インスト:5分、プレイ時間22分)
 ドイツ年間ゲーム大賞を逃したダイスゲーム。
『ストリームス』と同じく、何人でも遊べると聞いていましたが、さすがにプレイ人数:無限、ではないですね。今回は変則的に6人で遊んでみましたが、3〜4人の方が面白そうかなという印象です。
 振り直しの効かないダイスゲームですので、秋山の好みからは外れますが、考えどころも多く、けっこう良いなと感じました。
(まるさん78点、Aceさん71点、アメさん62点、秋山61点、たけださん57点、和樹さん54点)

花火


(プレイ時間:25分)
 最後はドイツ年間ゲーム大賞を受賞した、秋山の愛する『花火』です。
 時間が限られていたこともあり多少、駆け足で遊んだのですが、経験者2人に初プレイ2人という布陣で、うまい具合にヒントを出しあうことができたうえ、カードの巡りも良くて、なかなか悪くない点数でした。
 このゲーム、ほんとうは1回目は勘所を掴むことに注力し、同じメンバーで2回続けて遊ぶと良いのですが……まあ、また機会があるでしょう。
花火師:まるさん、アリタさん、秋山、たけださん、20点)

おわりに

『ヴィティカルチャー』をはじめ、初プレイのゲームを、いくつも遊ぶことができて、非常に良かったです。惜しむらくは『ピクトマニア』が出来なかったことですが、まあ、また機会があることでしょう。
 来月は残念ながらミスボドの翌日になってしまうので不参加の予定。9月には7種の拡張をすべて入れたフルフレスコがやってみたいですね。