土曜日のよく晴れた日でした。
そえさんと、阿佐ヶ谷の古書コンコ堂さんに行きましょうと約束してお伺いすることにしました。
せっかく中央線まで出てきたので、近隣の古本屋さんも回りましょうということで、色々と回りました。
ネオ書房
コンコ堂さんへ向かう最中、ネオ書房さんを見つけました。
かつては貸本屋、現在は古本屋とのことですが閉まっていました。今日だけなのか、もうずっと閉まっているのかは分かりませんでした……。
古書 コンコ堂
お店のロゴがカッコイイですねぇ〜!
素朴ながら味わい深いです。
店長さんに挨拶させていただき、『墨妖』を置いてあるところも撮影させていただきました。山下昇平さんの直筆イラストによるポップもあります。
明るい色の本棚が良いですね。ライトアップも包み込むようなあたたかさがあって、なんだか癒されます。三鷹の水中書店さんが、濃い色の木を主軸した落ち着くお店ならば、コンコ堂さんは淡い色の木を主軸した馴染むお店と言えるかもしれません。
状態の良い、近刊棚もあったりして、何冊か欲しいな! と思う本がありました。と言うか、けっこういっぱい買ってしまいました。ローリー・リン ドラモンド『あなたに不利な証拠として』、野崎まど『know』、伊坂幸太郎『あるキング』、福永信『アクロバット前夜』、芝村裕吏『宇宙人相場』など。
柏木堂書店
こちらは新刊書店なので、店内に入りはしませんでしたが、昔ながらの商店街の新刊書店という趣きで、風情がありますね。
芙蓉堂書店
こちらも新刊書店さんですが、写真で分かりますでしょうか、棚がガラガラです。
ささってないというか、ほぼ面陳だけで、『進撃の巨人』だけを売っているような印象でした。やっていけるのかしら不安です……。
みじんこ洞
阿佐ヶ谷から高円寺へと移動して、『墨妖』の出版記念パーティの会場にもなったみじんこ洞さんへ。
喜ばしいことに『墨妖』の表紙が目立つように飾られています。
ご飯もけっこう美味しくて、そえさん曰く「どれを選んでも美味しいけれど、里芋のコロッケが特に絶品」とのことで、追加で一皿お願いしました。
訪問した方が、メッセージを残す本もあって、パラパラとめくってみると歴々たるお名前がいくつも! ここに名前を列ねたら面白そう! と思って、店内を見渡して、思い浮かんだ妖怪を形にしてみました。
十五時の犬
素晴らしい古本屋さんです。
ミステリ、SF、ホラー、幻想。ここは、都内でも有数の、ジャンル小説読みのための古本屋ではないでしょうか。店内は凄まじく狭い上に、文字通り縦横に本棚が並んでいて、さらに天井からも棚が吊られていて、さながら迷路のようでした。他のお客さんが棚を物色しているので回り込もうと思ったら、けっこう遠回りせねばならず、そうしている内に入り口からやってきた他のお客さんにブロックされたり……珍しい本が山ほどあるので「先に取られたらどうしよう!」と気が逸ります。
「500円以下の本を買うことを自分に許す」と念じたが最後、肩が外れるほどの本を買うことになってしまうので、連城三紀彦『美女』だけ買って店を出ると、入り口でばったりみっつさんに会いました。
西部古書会館
偶然にも古本市が開催されていました。
表の箱を確認して中に入ります。万引き防止のために、入り口で鞄を預けるシステムでした。鞄を預けると、むしろ身軽になって、意気揚々と棚を見てしまうのは、よくないですね。気になる本が何冊かありましたけれど、特に買わず撤収することに。
エンターキング
店名から新古書店かな……? と思っていたエンターキングさんですが、閉店していました。残念。
すごろくや
引っ越してから訪問するのは初めてです。
相変わらず店内は、人が多く、賑わっています。2人連れのお客さんが多く「これ面白そうじゃない?」と囁き合っているのを見ると微笑ましくなります。
レジに『放課後さいころ倶楽部』の中道さんの色紙があって、記念に撮影させていただきました。
盛林堂書房
高円寺から、さらに西荻窪へと足を伸ばし、もはやすっかり慣れたルートを辿り盛林堂書房さんへ。
『墨妖』販促のために何度も訪ねているお店ですが、いつも慌ただしい感じなので、ゆっくりとお店を見せて貰うのは初めてかもしれません。ルネ・ドーマル『類推の山』*1、山田正紀『神狩り』、レイ・ブラッドベリ『火星年代記』を購入しました。
らーめん さくら
最後は、そえさんオススメのラーメン屋で塩ラーメンを食べて解散、お疲れ様でした。