大阪で開催されたナゾトキテーマパーク2017内の公演、シングルズと愉快な仲間たちによる『シン・ネームイーターからの脱出~確率75%の脱出』の感想です。謎に対するネタバレはしないよう注意していますが、気になる方は回れ右推奨です。
ストーリー
定員20人のお客さんの中にスタッフ8人をお客さんの振りして紛れ込ませ、謎が解ける度に順々に正体をばらしていき、参加者を疑心暗鬼のとりこに叩き落とした「ネームイーターからの脱出」
https://guildbabel.wixsite.com/nazopark2017/singles
入場料金は右から左へとスタッフの日当に消えて、経費がそのまま赤字になるにも関わらず、東京公演を二回もかまして「アイツハアタマガオカシイ」とののしられた「ネームイーターからの脱出」
こんな公演続けたら貯蓄が~!貯蓄が~!と彼女に胸倉掴まれてブルンブルンされて、昨年七月にネタバレ解禁にした「ネームイーターからの脱出」
はい!あんな大赤字垂れ流し公演は二度とやりませんが!装いも新たにネームイーターが帰ってきます!
お客さんの誰かは必ずネームイーターに魂を喰われます。
結果
脱出率75%ということは、逆に言えば、25%の確率で脱出失敗になるわけで、4人で1チームということは、このチームからも1人、ネームイーターに魂を喰われるひとが現れるかも!? やばい! 喰われたときに備えて、踊らなきゃ! ズンズンズンズン、ズンズンズンズン~♪ って、え? もう終わり? あ、喰われなかった!*1。
脱出率
秘密にしておきます。
閉じ込められる前
ナゾガク2017で『池鴨マスター殺人事件3』で遊ばせてもらってから、池上さんのキャラクタにがっつりやられてしまい、ナゾトキテーマパークに参加しようと思ったのも、大阪なら池上さんが出るかも!? と思ったからです。予約も池上さんのを最優先で取りました。
当日は、直前までハテナボックスさんの『%ロゼから始まる謎解き生活』をやっていて、解ききることができずモヤモヤしていましたが、まあ、それは関係のないお話。
閉じ込められてから
「ほうほう、なるほど。こういう仕組みですか。相変わらず池上さんの謎は、関西人らしい人情味があって良いなー」
「ん、これは難しい……! なんだこれ、さっぱり分からん。仕方ない、ヒントを求めよう」
「「「「ビバ!」」」」
何故かは不明ですが、池上さんの公演では、チーム全員で拳を掲げ「ビバ!」と叫ぶと、ちょっとオネエの入った池上さんが「んはぁ~い!」と駆け付けてくれるのです。
メルエさんで言うところのヒントボタンですよね。
もう容赦なくビバします。
そうして、ビバビバしていく内に、もう終盤です。
さすが30分公演だと、さくさくですね。
中謎もさっくり閃けて、いよいよ大謎に着手したタイミングで、チーム全員の手が止まりました。こ、これは……!
脱出を終えて
脱出成功しての第一声は「気持ち悪っ(良い意味で)」でした。
文化的に、あまりしっくり来ないので、秋山は、あまり活用しませんが、謎解き勢の褒め言葉のひとつに「気持ち悪い」と言うのがあります。由来は不明ですが、まあ、気持ち悪さを覚えるほど、良い謎、あるいは良い解き方というわけでしょう。
ただ、気持ち悪いという言葉自体は、やっぱりマイナスのイメージがあるので、秋山は使いません。
ですが!
なのですが!
思わず言ってしまいました、気持ち悪っ、と。
いや、ほんと、どういう発想なんでしょう、これは、ほんとすごいですね。
おおよそ、大抵のひとは思いつきません、夢想だにしないでしょう。仮に、なんらかのきっかけで、つい、うっかり思いついてしまったとしても、とても実行に移すことはしないでしょう。
それほど気持ち悪いと言うか、何と言うか、意表を突かれました。
あるいは、これが許されるのは池上さんのキャラクタだからだろうなあと思いつつ、謎解き人生の中で、絶対に忘れられない公演になるなと感じた次第です。超オススメ公演です。
秋山チャート
要素 | 5段階評価 |
---|---|
オススメ | ★★★★★ |
探索 | ★ |
物量 | ★★★ |
ストーリー | ★★ |
気持ち悪い度 | ★★★★★ |
*1:平たく言うと脱出成功