久遠堂さんのゲームマーケット2018秋の新作『しぇすた・で・しゃ』を遊びました。
黒猫のぬいぐるみがかわいい2~8人で遊べるバランスゲームです。
こだわりの箱
久遠堂さんの新作は、箱からしてインパクト抜群ですね。
今回の『しぇすた・で・しゃ』は、どう見てもダンボール箱です。どう見てもダンボール箱なんですけれど、側面に貼られたシールを見ると、あらふしぎ、ボードゲームであることに気が付きます。素敵なデザインです。
フタを開けると、こんな感じです。
お手製の黒猫のぬいぐるみが、すやすやと寝ています。
遊び方
ゲームは、黒猫1匹と、アヒル6羽を使います。
寝ている黒猫のお腹のうえに、このアヒルをぴょこぴょこ置いていきます。
アヒルを置くたびに猫が動く判定が行われ、黒猫の頭やしっぽのあたりを、むんずっと掴み、一定量、持ち上げる必要があります。見事、6羽のアヒルを乗せて判定に成功すると、勝利点が得られます。
持ち上げる際は、メーターを用意して、カードに指示された色まで持ち上げることになります。
緑くらいならちょっと傾く程度ですが、赤まで持ち上げようとすると、完全に浮くくらい持ち上げる必要があるので、安定していないアヒルは容易に落ちてしまいます。
落ちるときは、こんな感じでわりとあっさり落ちます。
無惨……!
ゲームの感想
久遠堂さんには悪いですが、遊ぶ前は「どうなの、これ……?」と思っていましたが、実際に試してみると「なるほど!」と膝を打ちました。
写真では今ひとつ分からないかもですが、黒猫のですね、腹部の面積が、けっこうちょうどいい感じなのです。わりとしっかりと敷き詰めていかないと6羽は、とても乗らず、空間に余裕を見て置こうとすると、5羽目くらいでだいぶ限界で、6羽目は、ぜんぜん置き場所が見つけられないのですよね。
順番回しのルールも硬派で、見た目に反して大人でも楽しめる難易度です。
逆に子どもはどうなのでしょう。箱には5歳から遊べると書いてありましたが……まあ、子どもと遊ぶときは、あまりルールは気にせず、とりあえず乗せて、とりあえず持ち上げて楽しむ! くらいの気軽さでちょうど良いかもしれません。場合によっては、乗せなければならないアヒルの数を減らして、上限を6から減らしてバランス調整をはかってもよいかもしれません。
終わりに
それにしても、この表情! いいですよね~
すやすやと眠る猫の穏やかさが、良い具合に表現されています。