BrainBrainGamesさんのゲームマーケット2018秋の新作『ニワトリかラマか』を遊びました。
4人専用のチーム戦協力ブラフゲームです。
デザイナは齋藤隆さん。
『トリックと怪人』を遊びましたが、非常に少ないカード枚数で、リプレイビリティの高い鮮烈なデザインで、惚れ惚れしたことを覚えています。新作ということを聞いて、けっこう期待値、高めに臨みました。
まずは、コンポーネントをご覧ください。
他にチップもありましたが、メインのコンポーネントは、この紙幣10枚となります。
10枚と言っても、1回のラウンドで用いるのは10枚の内5枚だけです。
多少、変わっているとは言え、表面だけを見ると、なんの変哲もない紙幣です。
裏返してみましょう。
いかがでしょう。
下の紙幣にはニワトリが、上の紙幣にはラマが描かれていることが分かるはずです。
この裏面が異なる紙幣を使って、このゲームは遊ばれます。
ルールはかんたん。
斜向いに座った2人がチームメンバーとなります。ラウンドごとに10枚の内、5枚の紙幣を親プレイヤが受け取り、秘密裏に裏側を確認します。その後、紙幣に折り目をつけた上で、テーブルの上に並べます。
後は、並べられた紙幣に対し、少数派となる紙幣(たとえばニワトリが2枚、ラマが3枚ならニワトリが少数派)を相方に当ててもらうだけです。
ただし、注意が必要。相方に当ててもらう前に、敵チームの2人に少数派を見抜かれてしまうと、得点を横取りされてしまいます!
と、書いたところで、このゲームのおもしろポイント、気づいていただけましたでしょうか。
そう「折り目をつける」ここです。
コンポーネントを傷つけるタイプのゲームは、ときどきありますが、ここまでゲームに直結しているものはないでしょう。
しかもですよ!
折り目をつけると言っても、一度しか遊べないゲームというわけではないのです。以前のゲームでつけられた折り目もこみで次のゲームが遊べてしまう。そう、折り込み済みなのです!(どや
今回は、新品を開封したので、真新しい紙幣に折り目をつけるという体験が楽しめましたが、いずれ機会があれば、何度も遊ばれてけっこうクタクタになった紙幣で遊んでみたいですね。
難しいね! 折り目で伝えるというのは。どれくらいブラフを含めるべきなのか困ったよ
我々が遊んだときは、ニワトリは横向きの折り目を加えて、ラマは縦向きの折り目を加えるという方法で、メッセージを共有したけれど、途中、間違えちゃったりしたよね
ほんとうにお札みたいで、デザインがすごいなって思ったよ。使ってた紙も凝ってたね。でも、ひとつ分からないのは。なんで、ニワトリとラマなのか。ニワトリはまだしも、ラマなんてレアじゃん。アルパカなら、まだ分かるけど……
好きなんじゃない?