ギュンター・ブルクハルトの『命中』を遊びました。
3人から5人までで遊べる、非常に渋いタイプのトリックテイキングゲームです。
ギュンター・ブルクハルトと言えば、個人的に思い出すのは『トランプ、トリック、ゲーム!』です。
冴えないタイトルではありますが、非常に面白く、トリックテイキングゲームだけで、オールタイム・ベスト10を選ぶなら、きっと入るであろうゲームです。
『命中』は、正月に草場さん宅で遊びました。
名古屋からレンさんが来て「なにか遊びましょう」と誘われて、選んで貰ったゲームがこちらです。
いやあ、面白かったですね。
さすがレンさん、そしてさすが草場さん、渋いゲームをお持ちです。
ゲームは2つのフェイズに分かれています。
第1のフェイズでは、トリックテイキングで使う手札の購入です。自身の点数を消費して、カードを買っていきます。切り札だったり、数字が大きくて強かったりするカードは高く、反対に弱いカードであればあるほど安かったりします。
トリックテイキングに勝つには、強いカードを揃える必要がありますが、強いカードを買うのに執心すると、どんどん点数を下げてしまい本末転倒です。
カードの購入を終えたら、トリックテイキングに入る前に、手役を確認します。
手役……!
いやあ、渋い渋いですね。
ここで手役の説明は、わざわざしませんが、手役の概念がある時点で、面白さがうなぎのぼりです。
手役による点数を入れたら、いよいよ本番のトリックテイキングです。
リードプレイヤから切り札ありのマストフォローを行ないます。
全トリックを終えたら、得点ボードを見て、全プレイヤの点数を確認します。この時点で、61点から70点の間にポーンを置いているプレイヤがひとりであれば、そのプレイヤがゲームに勝利して終了です。複数いれば、66に近いプレイヤが勝利、ひとりもいなければ、ゲーム続行、再びフェイズ1から始めます。
今回は4人で遊びましたが、完全に翻弄されている内に、レンさんの大量得点を許してしまい、さっくり負けてしまいました。完全にトリックテイキング力の差ですね。
完敗でした。
プレイヤにかなりの力量を要求するという点において、非常に上質なゲームでした。これは持っておきたいと強く思いましたが、かなりのレアゲーみたいなので、ゆっくり時間をかけて探すしかなさそうです。