5月16日にアークライトよりフリードマン・フリーゼによるファストフォワードシリーズの第3弾『緑の国のアリス 完全日本語版』がついに発売されます!
今日は、この超傑作を紹介します。
- 出版社/メーカー: アークライト(Arclight)
- 発売日: 2019/05/16
- メディア: おもちゃ&ホビー
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誰にオススメか?
最初にこういう趣味のプレイヤに、オススメですという話をします。
まずは、協力ゲームが好きな方。プレイヤ同士で争うのではなく、メンバーが一丸となって、ひとつのゴールに向かって協力しあう方に勧めたいです。
次に、パズルや推理という要素が好きな方。たとえばダイスを振って、ランダム感を楽しむのではなく、与えられた情報を駆使して、限られた条件のなかで、最適解を導き出すのが好きな方に勧めたいです。
最後は、キャンペーン物を完走したことがある方。たとえば『パンデミック:レガシー』や『アンドールの伝説』など。2時間以上を掛けて、2人~4人でひとつのゲームに向かい合ったことがある方に勧めたいです。
ファストフォワードシリーズについて
「ファストフォワード」というシリーズ物の第3弾ですが、必ずしも第1弾や第2弾を遊んでおく必要はありません。
このシリーズは、単にルールブックなるものが存在せず、箱を開け、最初のカードをめくったらすぐに遊び始められるよ! という形式のみが共通しているので、第1弾や第2弾を遊んでいなくとも、まったく問題ありません。
プレイ人数について
プレイ人数は1~4人となっていますが、個人的には、何人でも構わないように思います。
ゲーム内には、4人のキャラクタが登場するので、4人で遊べば1人が1キャラを担当しちょうど良いですが、1人で2キャラ以上を担当しても構いませんし、なんなら2人で1キャラ担当したって、ゲーム的には問題になりえません。
もちろん、あんまり多人数だと、議論の時間が伸びてしまいがちなので、やっぱり2人~4人が最適でしょう。
1人でもソロゲームとして楽しめます。
プレイ時間
プレイ時間の75分は、多くのプレイヤにとって嘘です!
この手のゲームによっぽど慣れていて、最適解を速攻で導き出せ続けられれば75分以内のクリアも理論上不可能ではありませんが、多くのプレイヤにとっては3時間がひとつの目安かと思います。
慣れていない方たちだと5~6時間かかってもおかしくないでしょう。
コンポーネント破壊について
レガシー系の、つまり1度しか遊べない系のゲームには、カードに書き込むだったり、カードを破ると言ったコンポーネント破壊がありますが、このゲームに、それはありません。
と言うか、フリーゼがデザインするレガシーゲームは、ほとんどがストーリー的に1度しか遊べないだけであって、コンポーネントを傷つけることは一切ありません。
クリアした後も、友人に貸したり、手放すこともできるので、その点は安心してお買い求めください。
秋山の感想
ゲーム自体に関する感想は、要素的なネタバレも含まれるので、ここではリンクを張るだけにしておきましょう。
ただ、めちゃくちゃ楽しかったのは事実ですし、めちゃくちゃオススメでもあります。
秋山はこのゲームを、エッセンシュピール2017の後、2017年の年末に遊びましたが、その年に遊んだゲームのなかではベストですし、なんなら人生で遊んだゲームのなかでもベスト級です。
今まで、ご希望の方には、英語版を用いて、新しいカードが出るたびに、日本語で訳しながら遊んでいただいていましたが、ようやく日本語版が出て嬉しいことこの上ないです。
唯一の心配は、テキスト量の多いゲームなので、エラッタがあるかもしれないことでしょうか。いっぱい売れれば、第2版からエラッタは修正されるでしょうし、再販が掛かるくらい売れまくることを祈るばかりです。
終わりに
オススメのゲームが、日本語化されることは、とても喜ばしいことですね。
まだまだフリーゼの日本語化されていないレガシーゲームは多いので、アークライトさんには今後も期待大です!