雲上四季〜謎ときどきボドゲ〜

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2人でも遊べる1人用クトゥルフカードゲーム『アーカム・ノワール:事件簿1』の紹介

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 2017年のゲームですが、ずっと気になっていた『アーカム・ノワール:事件簿1』をようやく遊べました。
 ソロプレイ専用のゲームですが、2人で相談しながら遊んだのでカップルや夫婦にも勧めたいカードゲームです。

ゲームの概要

 プレイヤは私立探偵ハワード・ラブクラフトとなり、アーカムシティで発生した事件を解決すべく、捜査に乗り出します
 題材として『魔女の家の夢』『戸口にあらわれたもの』『名状しがたいもの』が取り上げられており、これらのクトゥルフ物がお好きな方であればいっそう楽しめることでしょう。
 ゲームとしては『シェフィ』や『オニリム』などと同じように、カードをめくり、その効果を処理しながら、勝利を目指すソロゲームです

アーカム・ノワール:事件簿1 完全日本語版

アーカム・ノワール:事件簿1 完全日本語版

ゲームの様子

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 こちらは、セットアップを終えたところです。
 今回は教師のジョエル・マントンと学生のフランク・エルウッドの死から物語が始まります
 ゲームは5種類のアクションを選択しつづけることで進みます。5枚並んでいる手がかりカードの内、いちばん左にあるカードを手札に入れるか、そのままプレイします。プレイする場合は、被害者の周辺を捜査した結果、その手がかりを得たとして、被害者カードの右側に並べていきます。カードをプレイするときは、アイコンを一致させる必要がありますが、カードの中には「全て」と書かれたものもあり、それはアイコンを無視してプレイできるので強力なカードです。今回はカード運に恵まれて(?)手がかりの列には「全て」のカードばかりがあります。
 残りの3アクションは、手がかりカードを捨てたうえで、手札にキープしておいた手がかりカードをプレイするか、事件を解決するか、パスするかです。事件を解決するには、被害者の右側に場所や証拠、証言など5種類の手がかりを並べる必要があり、このとき「事件の全体像」のアイコンを持つカードが含まれていれば、そのカードをいちばん左上に配置することができます。
 ゲームの目的は、この「事件の全体像」を5枚集めることなので、効率的な捜査が求められます


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 こちらは、ゲーム終了時の様子です。
 5人目の被害者の事件を解決した時点で、5枚目の「事件の全体像」を回収することができたので、首尾よくゲーム終了です
 ゲームが長引くと、どんどん被害者が増え、また狂気度も上がっていきます。5枚の「事件の全体像」を揃える前に、7人目の被害者を配置しなければならない事態になったり、狂気が限界を迎えてしまうとゲームオーバーです。


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 こちらが、今回のゲームで集めることができた5枚の「事件の全体像」。
 カードのなかには錠アイコンがついたものもあり、これらのカードをプレイするには、それ以前に鍵アイコンがついたカードをプレイしておく必要があり、プレイ順に失敗すると、苦戦を強いられることになります。

ゲームの感想

『シェフィ』や『オニリム』のようなソロプレイのゲームは、けっこう好きで、自宅でひとりで遊ぶこともありますし、2人で協力ゲームのように遊ぶこともあります。
 今回のゲームも、これらのゲームに近しいところがあり、2人で相談しつつ楽しく遊ぶことができました
 敢えて言うと、クトゥルフであることの必然性でしょうか。
 実は、遊び始める直前までは、いわゆるストーリー物だと思っていたのです。各カードには、テキストがみっしりと書かれており、ストーリーを読み解くことで事件を解決するタイプのゲームだと思いこんでいたので、ルールを読んでびっくりしました。
 別に1回しか遊べない系のゲームではなく、どちらかと言うと繰り返し遊ぶことで、カードの編成を少しずつ覚え、デッキを操作することで勝利を目指すゲームなので、クトゥルフ好きだけでなく、広くオススメできます。と言うか、クトゥルフ物である必要があったのでしょうか……まあ、クトゥルフは嫌いじゃないからいいんですけどね……。

終わりに

 感想にも少し書きましたが、クトゥルフテーマでなくとも、メカニクス的には成立したように思います。
 クトゥルフ物だからという理由で敬遠しているとすれば「もったいない!」と言わざるを得ません。ちょっと、おどろおどろしいアートワークに抵抗がなければ、ソロプレイ好き、協力ゲーム好きにオススメしたい良作ゲームです
 ちなみに、今回、取り上げたのは『事件簿1』ですが、既に『事件簿2』も発売が予定されています。

アーカム・ノワール:事件簿2 完全日本語版

アーカム・ノワール:事件簿2 完全日本語版