2018年9月、理由なくテレビをつけたら『仮面ライダージオウ』の第2話が放送されていました。まさか、その後、毎週必ず、日曜朝に仮面ライダーを見ることになるとは予想だにしませんでした。
こんにちは、秋山です。
今日は仮面ライダーの話です。
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元々、仮面ライダーは苦手だった
仮面ライダーって不気味じゃないですか?
なんか昆虫みたいな見た目ですし、暴力的ですし、近寄りがたいです。小学生だった秋山は、仮面ライダーはおろか戦隊モノも怖く、まったく触れずに成長しました。
大人になってから、平成仮面ライダーがイケメン俳優を起用したりして、子どもだけでなく幅広い層に受けているという話を聞きましたが「ふーん」としか思いませんでした。
それが、何故、いきなりハマることになったのか?
取っ掛かりは時間モノであったこと
興味を持ったキッカケは、時間モノであったことです。
はるかな未来において最低最悪の魔王オーマジオウとして君臨することになる常磐ソウゴを抹殺するために、未来の仮面ライダーがタイムトラベルしてくるというオープニングが、実に好みでした。
元々、SFにおけるタイムトラベルやループ物は大好物なのです。
さらに、IT業界に生きる秋山にとって、主要登場人物のゲイツとウォズは、それぞれマイクロソフトのビル・ゲイツ、アップルのスティーブ・ウォズニアックを連想させ、馴染み深い名前でした。
デザインもカッコよかった
あまりネットの評判を見ていないので、賛否両論かもしれませんが、仮面ライダーとしてのデザインも好みでした。
アナログ時計をモチーフとしたジオウ、デジタル時計をモチーフとしたゲイツ。しかも、前者はライダー、後者はらいだーと表記が異なり「もしかして、この2人は異なる世界線に生きてるのでは?」と考察が捗りました。
その後、仮面ライダーウォズはスマートウォッチをモチーフとしていますし、ゲイツリバイブのライドウォッチは砂時計をモチーフとしていて、随所のガジェット感あるデザインは良いな! と感じました。
オムニバス風展開が見やすい
平成仮面ライダー20作品記念ということで、クウガに始まる平成仮面ライダーの歴史をおさらいするような作品ですが、2週間で1セットという物語構造が受け入れやすかったですね。
2週間に1回、今までの平成仮面ライダーの世界観が語られ、情報量が圧倒的過多でしたが、それがかえって心地よいというか、凄まじく濃密に感じられました。
また、登場人物も2週間に1回、激しく入れ替わるのですが、主要登場人物としては最後までソウゴ、ゲイツ、ツクヨミ、ウォズで統一されていて、様々な仮面ライダーとの出会いを重ね、彼らがどう成長したかという点において、成長物として非常に優れているとも感じました。
終わりに
と言うわけで、今まで、かけらも平成仮面ライダーに、どっぷりハマってしまったのは、時間モノというテーマに加え、仮面ライダーとしてデザインが気に入ったこと、そして、20作品を記念する集大成的なオムニバス風展開が良かったからです。
でも、実際には、これらは入り口に過ぎなくて、ほんとうはソウゴとゲイツの性格が良かったこと、そして彼らがどう成長し、約束されたオーマジオウの歴史に辿り着くのか、はたまた違う未来に向かうのかが気になった、というのが大きいでしょう。
最終回は、ほんとうに素晴らしく、感動的でした。
仮面ライダーは長いので、見るのが大変ですが『ディケイド』と『電王』、『龍騎』と『ビルド』の4作は、いずれ時間を作って見たいなと思いました。来週から始まる令和仮面ライダーの『ゼロワン』も追っていく予定ですし、劇場版『ゲイツ、マジェスティ』も楽しみです!