雲上ブログ〜謎ときどきボドゲ〜

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元祖クトゥルフボードゲームの最新改良『アーカムホラー 第3版』の感想


 アークライトが完全日本語版を発売している『アーカムホラー 第3版』を遊びました。
 1~6人用の協力ゲームです。

ゲームの概要

 本作はTRPG『クトゥルフの呼び声(現:クトゥルフ神話TRPG)』のボードゲーム版として発売された『アーカムホラー』(1987年)に端を発し、2005年に『アーカムホラー 第2版』と改良され、さらに改良が重ねられ2018年に発売された『アーカムホラー 第3版』です
 派生作品として『マンション・オブ・マッドネス』や『エルダーサイン』、『エルドリッチホラー』等があり、それらで得た知見が逆輸入もされており、原型は昔のゲームでありながら、あまり古さを感じさせないプレイ感が魅力です

ゲームの感想


 私がボードゲームを遊びはじめた頃に、ちょうど『アーカムホラー 第2版 完全日本語版』が発売されたことを覚えています。
 当時から興味を持っていましたが、3時間という公称プレイ時間に気圧され、結局、今日に至るまで遊んでおりません。
 後継作品と言われる『マンション・オブ・マッドネス』と『エルドリッチホラー』は非常に面白かったので、原点である『アーカムホラー』もいずれ……と思っていたので、『第3版』が発売されたタイミングで購入しました。



 全4シナリオが収録されており、完走に要した時間は約17時間です……!
 こう書くと、1シナリオあたり4時間強と読み取れますが、第1シナリオはルールブックを逐一、確認しながら遊んだのでプレイに時間を要したことに加え、慣れていないことによるプレイミスが原因で、何度も全滅したので手戻りが多かったです。
 内訳としては第1シナリオのみクリアに8時間弱で、他のシナリオは平均3時間での突破でした。



 協力ゲームが好きで、クリアまで頑張るのが好きなので、最後まで楽しく駆け抜けられましたが、ひとによっては辛いかもしれませんね
 計4シナリオあって、それぞれにストーリーが異なり、登場するボス……と言うか邪神も異なりはしますが、基本的にはアーカム市内を走り回りながら、敵を倒し、破滅トークンを浄化し、イベントと遭遇しクルートークンを獲得し、破滅が一定以上に溜まってしまう前に、がんばってクルートークンを貯めるという流れに変化はありません。
 時間がない方は、とりあえず第1シナリオをクリアしたら、もう充分に楽しんだ、そう判断しても良いかもしれません



『アーカムホラー 第2版』の頃は、まだボードゲーム全体の供給数が少なく、同じゲームを繰り返し遊ぶことが多かったです。シナリオ要素のあるナラティブ系のゲームも少なく、多くのファンが飛びついたことで、何作もの拡張の日本語化がリリースされました。
 しかし昨今はボードゲーム事情も変わりましたし、プレイヤーも変わったので『アーカムホラー 第3版』の拡張は、あまり日本語化されないかもしれませんね……。
 新シナリオや新キャラが実装された拡張を輸入しても良いのですが、膨大なテキスト量を訳すことを考えれば、ちょっと腰が引けます……。

終わりに

 思っていた以上に時間が掛かりましたが、念願だった『アーカムホラー』を完走できて良かったです
 話によると『第3版』と『第2版』は、けっこう異なるらしいので、いずれ機会があれば『第2版』も試してみたいですね。いや、その前に積んでいる『マンション・オブ・マッドネス』か……。