USでは2019年11月末、日本では1月末に封切られた映画『ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密』を観てきました。
なんとなーく評判がいいなー? とは思っていましたのですが、ぺこらさんに誘われて「いいよ」と仕事帰りに気楽に観てきました。
観始める前
映画館に入った瞬間、実は、ちょっとテンションが落ちました。
思っていたよりひとが入っていたからです。
映画館で観る映画は独自の味わいがあって、価値があると考えていますが、両隣に知らないひとがいるのは、ちょっと窮屈に感じます。隣に人が座ったら嫌だなあ、やっぱり観に来なければ良かったかな。
そんなことを考えながら始まるのを待ちました。
始まった瞬間から終わるまで
「あ、これは、面白いわ」
最初の5分か10分くらいですかね。
ダニエル・クレイグ演じる名探偵ブノワ・ブランが、まだ一言も喋らない内から、傑作性を確信しました。
そして、それから2時間弱。
「今まで面白かったけれど、さすがに、ここらへんがピークだろう」とか「ああ、もう落ちが読めたわ、後は予定調和的に進むのでは?」と内心で布石を打ちながら観ましたが、これが、もう裏切られること裏切られること。
めっちゃ気持ちがいいですね!
観ている人間の、予想を裏切って、その斜め上に物語がかっ飛んでいくのが、ほんっとうに快感です。これこそ、ミステリが持つピュアな快感ではないでしょうか!?
堪能させていただきました。
一緒に観たぺこらさんの感想
あすまーさんが今後、観たい映画の一覧を作っていて、その中で面白そうなのをチェックしたの! それが……ナイブズ・アウト!
えっ、そうだったの! ぼくが評判いいなーと思ったの、あすまーさんのTwitterでの呟きだったんだけど!!
ありがとう、あすまーさん!
映画はどうだったの?
え? 面白かったじゃない! ミステリー系が観たかったんだよね、で、観るなら『9人の翻訳家』か『ナイブズ・アウト』で迷ったんだけど、『9人の翻訳家』はシリーズ物じゃない。だから『ナイブズ・アウト』にしたんだよね。でも、アメリカの映画じゃない? アメリカ映画ってアクション物が多いじゃない。私、ヨーロッパの映画が好きなんだよね。でも、良かったよ!
良かったと思う
敢えて言うとするならば、
ならば?
犬が出なかったね
出たよ!!
え?
飼ってたでしょ!!
……あっ、いた。いやいやいや、違うよ。番犬じゃない。もっと、ふわふわしてて、わんこふゅーちゃーしてほしかったの!
ミステリーにわんこを求めるの違うと思うよ
わんこが目撃者とかいいじゃない!
ファンタジー……
終わりに
1月5日にライアン・ジョンソン監督が、続編の製作に着手していると発表した様子で、今からシリーズ第2弾が楽しみでなりません。
ブノワ・ブランに! また会いたい……!