雲上ブログ〜謎ときどきボドゲ〜

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ボザによるタワーディフェンス風協力ゲーム『ラスト バスティオン』の感想

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 エッセンシュピール2019の新作『ラスト バスティオン』を遊びました。
 デザイナーは『7Wonders』や『花火』で知られるアントワーヌ・ボザ。2008年に発売された『ゴーストストーリー』のリメイクです。


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 過去作のリメイクということで、当初は興味を持てずにいたのですが、エッセンシュピールの会場限定で、彩色済みフィギュアやTシャツとセット販売されているのを見て、


ボザには、3年連続で新作にサインを貰っているし、4年目となる今年もやっぱりサインをしてもらいたい! 会場限定のフィギュアもあるし、よし! 買おう!!


 と覚悟を決めて購入しました。
 帰国後、コンポーネントを確認したところ、テキスト等は存在せず、カードやボード上にはアイコンだけしかなく、言語依存がなかったので、英語ルールを読み解き、日本語でインストすれば誰とでも遊べるので安心しました。


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 実際に遊んでみましたが、これは、かなり面白いですね
 協力ゲームあるあるかもしれませんが、最初は、かなり容易に思えて「楽勝なのでは?」という雰囲気でゲームが進むのですが、だんだん敵カードが増えてくると、四方八方から砦を叩かれまくることになる、1点でもおろそかになると、そこから一気に亀裂が走るように全体的に被害が及び、火消しに走り回ることになります
 そうなるともう崩壊は目と鼻の先で、早晩、戦線が瓦解してゲームオーバーを迎えます。


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 逆に、アクションのメリットとデメリットを肌身で感じ、先の先を取ったり、効率的な動きができるようになってくると、わりと安定して敵の攻勢を、削り続けられます。最初は、もっともかんたんな難易度でも太刀打ちできませんが、慣れてくると安定して、難しい難易度でも、なんとか渡り合えます。
 ただ、ランダム要素もあって、各キャラクターのユニークな能力に、3掛ける3の計9マスからなる砦の能力など、噛み合うときは非常に協力ですが、噛み合わなかったときは、もう、ほんとうにひどいものです
 ボスもランダムで登場するので、属性的に噛み合えば速攻できますが、黒属性だったりすると長期戦を強いられ、戦線の維持に奔走することになります。
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一緒に遊んだぺこらさんの感想

面白かった! もう少し遊ぼうよ

いいけど、最高難度がクリアしちゃったからなあ

キャラクターを選定して、砦タイルも、我々にとって都合がいいように配置したから勝てたんじゃない。完全ランダムではクリアしてないから、クリアしたとは言いがたいよ

えっ……ぺこらさん、厳しい……

キャラクターが死んでも、復活させて貰えるのがいいよね。でも、個人ボードをひっくり返すと、能力が失われているし、鷹とかロバもいなくなるよね

あのイラスト見ると、プレイヤーの不注意で、キャラクターを殺してしまったの、ほんと申し訳ないって気分になる

フィギュアも良かったよね。我々はエッセンでセット品を買ったから彩色済みフィギュアを持ってるけれど、そうでなくともふつうについてくるのがいいね! 最初、ついてないって思ったよ

確かに。基本セットにはフィギュアはつかず、ただのトークンかなあとか思った

終わりに

 総じて面白く、タワーディフェンス系が好きな方、協力ゲームが好きな方は楽しめることでしょう。