雲上四季〜謎ときどきボドゲ〜

本と涙と謎解きと、愛しさと切なさとボードゲームと

3人用マーダーミステリー『名探偵本夢写楽~最初で最後の事件~』の感想

f:id:sinden:20200907165604p:plain
 ユウグレノートさんのマーダーミステリー『名探偵本夢写楽~最初で最後の事件~』を遊びました。
 無料で公開されているシナリオで、ユドナリウムを使ってゲームを進める形式です。ネタバレには配慮していますが、気になる方は回れ右推奨です。

ゲームの概要

 ユドナリウムを利用することから、実質オンライン専用と言っても差し支えないのではないでしょうか。
 遠くにいる友人と遊ぶのにうってつけのスタイルです。

妖艶な女主人の招待のもと、洋館に集められた男女たち。
そこには招かれざる客、名探偵・本夢 写楽(ほうむ しゃらく)の姿もあった。
それぞれに思惑を秘めたティーパーティに、見えない殺意が広がっていく。
一つの悲鳴で幕を開けた事件は、やがて思わぬ方向に転がりはじめて―――?

https://www.yugurenote.info/

 ストーリーも本格を思わせます。
 冒頭にも書きましたが、ユウグレノートさんのサイトにて無料で公開されています。ユドナリウムの使い方や、練習用のデータもあり初心者に優しいです。

ゲームの感想

 タイトルやストーリーからシャーロック・ホームズをモチーフとしているのかなと感じましたが、予想外にギャグ要素が多く、おちゃらけていました。
 なので「これは硬派な本格だ……!」と肩に力を入れて挑むのではなく、ちょっと仲間内で気楽に遊んでみよう、くらいのテンションの方が良いかもしれません


 ユドナリウムが準備されていることもあり、プレイ感としては本格的なマーダーミステリーのそれです。
 ゲームが進むと、カードを入手でき、それによって新情報を獲得できるというのは、リアルで遊べるマーダーミステリーを、高いレベルで再現しています。
 オンラインからマーダーミステリーに入った方は、このゲームを経験することで「あ、リアルのマーダーミステリーってこういう感じなのね」と雰囲気を掴むこともできるのではないでしょうか


 実際にプレイした身としては、物語の長さに対して、プレイ時間を切り詰め過ぎかなと感じました。
 おそらくプレイ時間で怖気づいてしまう方をイメージして、シナリオの読み込みやエンディング、感想戦まで含めて1時間半で終わらせることを優先したのでしょうが、用意された議論時間では、情報の共有もままならず、慌ただしく時間だけが過ぎ去っていってしまいました。
 背景として、まずオンラインだからこそ、時間を最大限に有効活用できないというのがあるかと思います。また、犯人役に限らず、隠したいものを抱えているプレイヤーは、あの手この手で時間を稼ごうとするので、これらによって議論時間が無駄に消費されてしまったという印象もあります。

終わりに

 シンプルにプレイ時間を2倍~3倍するだけで、面白さが倍増する気がしますが、マーダーミステリーは1度しか遊べないので、それを検証することはできないのが悩ましいところですね。
 ユドナリウムを用いたデザインは素晴らしく、無料でこのクォリティを遊ばせていただけるのは感謝です。