すゞひ企画さんの第11回目公演、演劇×体験型ミステリーONLINE『ある女が駆け抜けた一瞬の人生について』に参加させていただきました。
ネタバレには配慮していますが、気になる方は回れ右推奨です。
イベントの概要
これは演劇中に起こる殺人事件の犯人やトリックを、あなた自身が物語の登場人物として捜査に参加し、真相を解き明かす体験型ゲームイベントです。
https://suzuhi-kikaku.online/arukake
『ある女が駆け抜けた一瞬の人生について』では、あなたが参列した知り合いの葬式帰りに殺人事件が発生します。
本作は、演劇と体験型ミステリーを融合させた、リアル体験型ゲームを手掛け続けているすゞひ企画さんの2作目のオンライン公演です。
まずはZoom演劇を視聴し、その後、演劇の最中に得られた情報や、演劇後に得られた情報を元に推理を構築し、捜査報告書を提出するという形式です。
ゲームの感想
いつものオフラインでのすゞひ企画だと、もっと簡単にしてほしいというお声をいただくことが多いのですが、
https://suzuhi-kikaku.online/arukake
オンライン公演だと「もっと悩みたい!」「もっと難しくしてほしい!」みたいな声が圧倒的に多くて驚きました!
ということで、今回はかなり頭の良い犯人を用意します!(ミステリーとしてルール違反的に情報を隠したりはしませんのでご安心を)
ぜひ、覚悟して遊びに来ていただけると嬉しいです!
確かに、普段のすゞひ企画さんのオフライン公演は、かなり慌ただしいです。
限られた制限時間内で関係者への聞き込みを行ない、証拠を集め、集まった証言と証拠を元に推理を行ない、その結果をまた関係者にぶつけて新たな証言を得て、こうして得られた情報を捜査報告書の形にまとめて提出。
複数のスキルが同時に求められ、しかも制限時間があるので脳をフル回転させる必要があります。これが楽しい一方、最近は事件が複雑化することで、推理に集中するあまり、物語を物語として受け止めきれない=楽しめない、といった現象も発生しているように感じていました。
その点、オンライン公演の前作『ある冴えない男の人生最悪の選択』は、とても遊びやすかったです。
捜査報告書を提出するまでに充分な時間が用意されていたことで、吟味する余裕がありました。
そして、それだけに難易度を低く感じるのも確かであると感じました。今回は「かなり頭の良い犯人を用意します!」ということで、けっこう楽しみにして臨みました。
結果。
300点満点中276点を取って77位でした!
謎もだいたい解明できましたし、個人的には充分に満足! 楽しかったです!
しかし、満点回答者が8人も出たことを考えれば、まだまだ難しくできそうです。ただ、この手のゲームは上位を見て難しくしてしまうと、今度は解けなかった層の満足度が下がってしまうので設定が難しいものですね。
終わりに
この1年で多くのオンライン公演に触れてきましたが、ベストは『ある冴えない男の人生最悪の選択』で、あり続けました。しかし、今日、わたしのなかのランキングに変動がありました。新たな1位は『ある女が駆け抜けた一瞬の人生について』です。
いやあ、ほんと。すゞひ企画さんが好き過ぎるんですよね、我ながら。第3回も楽しみです!