推理ゲームの『ザ・キー』シリーズの第3弾『ザ・キー ラッキーラマランドの妨害工作』を遊びました。
1人から4人用のボードゲームです。
ゲームの概要
テーマパーク「ラッキーラマランド」でアトラクションの故障未遂事件が発生しました!
犯人が3人いることは分かりましたが、3人のうち誰が? いつ? どの道具を使って? どのアトラクションに対して妨害工作を働いたのか? を突き止める必要があります。
各プレイヤーは、手掛かりカードを引いて、事件の解明をします。
ゲームの感想
ゲームの基本的な流れは、従来の『ザ・キー』と同様です。
手掛かりカードを引いて、情報を組み合わせて、消去法的に犯人と凶器その他の組み合わせを突き止めていきます。
難易度的には3つ星中1つなので、シリーズ第1弾の『岸壁荘の盗難事件』と同様です。
違いは情報提示の仕方でしょうか。たとえば『岸壁荘の盗難事件』だと指紋の情報があったので、手掛かりカードから「この凶器には、この指紋が残っていた」という手掛かりがあったら、ノートに記載されている犯人の指紋と見比べて「この凶器を使ったのは、この人物だ!」と突き止めたりしました。
本作の場合、指紋がなく、代わりに現場に残された足跡があるので、ノートに記載されている犯人の履いていた靴の、靴底情報と見比べることになります。
指紋や靴底は分かりやすいので例に挙げましたが、けっこう複雑な手掛かりもあります。
カードを見た瞬間に、
なにこの手掛かり? これが、どんな意味を持つの?
と首を傾げることになりますが、カードを見ているうちに「ああ、そういうことか!」と気付きを得られたりします。
推理系のゲームの場合、この気付きを得られる瞬間がいちばんの快感ですよね。
終わりに
完成度の高い推理ゲームなので、是非、遊んでいただきたいとは思いますが、シリーズごとの差は少ないので、どれかひとつ遊べば充分かもしれません。
わたしは勢いあまって、全部、購入してしまっていますが……どれかひとつ選ぶなら、難易度が星2の『オークデールクラブ殺人事件』がオススメです。