雲上ブログ〜謎ときどきボドゲ〜

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わずか3枚で読み合いスルメゲー『黄金きのこと毒きのこ』の感想

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 JOKER PROJECTさんのゲームマーケット2021秋の新作『黄金きのこと毒きのこ』を遊びました。
 たった3枚のカードを順番に出すだけのゲームですが、噛めば噛むほど味のでるスルメのようなゲームでした。

ゲームの概要

 3人~5人用のカードゲームです
 各プレイヤーは手札として配られた3枚のカードを順々に捨てていき、最後の1枚が「自分だけが持っている黄金きのこ」なのか「他のひとと被ってしまった毒きのこ」なのかを予想します。
 いちはやく予想を成功させて、Sランクきのこハンターになったプレイヤーがゲームに勝利します。

ゲームの感想

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 ルールを読んだときは「これの、どこが面白いのだろうか?」と頭を抱えました。
 ボードゲームを遊んでいると「ルールを読む限り面白くなさそう」というゲームには、しばしば出会います。しかし、そういったゲームでも半分以上は、実際に遊んでみるとルールブックに書かれていなかったカードの特殊効果が面白さの源泉だったりして、


ルールを読んだときはイマイチに感じたけれど、遊んでみたら面白かった!


 となるゲームは、そこそこあります。
 しかし、本作の場合、カードは3種類のきのこカードだけで、いわゆる特殊効果の類はありません。
 つまり、ルールブックの記載がすべてなのです。
「ほんとうに面白いのだろうか……?」そう首を傾げつつ遊びはじめて、数ラウンド遊んだところで「なるほど、そういうこと……か?」と、すこし見えた気持ちになりました

ラジオで語りました


 遊んだ直後の驚きと発見を、そのままストレートにお伝えしたくて久々にラジオで語ったのですが、本作は冒頭にも書いた通りスルメのようなゲームです。
 古き良きドイツゲームよろしく運と実力のバランスが絶妙なのです。
 正直、かなり運に寄っています。
 でも実力も無視できません。
 少なくとも本作をして「運ゲーである」という評価はできません。


「どういうことかと言うと」という言語化は止めておきます。
 本作は攻略を考えるのが楽しいゲームだと思うので、ぜひ何度か遊んでみて、見極めていただければ幸いです

終わりに

 うれしい出会いと感じられるゲームです。
 このゲームを遊ぶことができて良かったです。