JUGAME STUDIOさんが新たに打ち出したポケットシリーズの4作『スターマイン・ラミー ポケット』『ソロキャンプ ポケット』『真打 ポケット』『ワインレーティング ポケット』を遊びました。
いずれも薄い小箱に入ったカードゲームで、1～2人用と持ち運びのしやすいサイズです。
『スターマイン・ラミー ポケット』の感想
2人用ルールで遊びました。
タイトルから察せられる通りラミー系のゲームで、ペアやシーケンスなどの役を作って花火を打ち上げるように場に出していくゲーム。
さすがに2人だとカードの奪い合いにはなりませんね。相手が特定のカードを集めているのが分かったとしても、邪魔するより他のカードを選んで走った方が効率的なので。
そのためお互いに、どんどん役ができて得点が高くなっていき、最終的な勝者は手番やカード運によって決まりがちですが、それでちょうどいいかもしれません。
夜空に美しい花火を上げるのを楽しむ、肩のちからを抜いて楽しめるゲームです。
『ソロキャンプ ポケット』の感想
2人用ルールのない、1人専用のゲーム。
理想のキャンプライフを満喫すべく、自分のキャンプに必要なアイテムや体験を揃えていくのですが、これがなかなか難しい。
二兎を追うものは一兎をも得ず、ではないですが多くの選択肢が提示される中、限られたリソースですべてを満たすことはできないので、取捨選択を強いられるのですがカード運によって軌道修正を余儀なくされるケースが頻発して面白いです。
ゲリラ豪雨に見舞われたり、上司からいきなり電話が掛かってきたり大変だったけれど、なんだかんだ言って楽しいキャンプだったよ
と、点数的に振るわなくても、最終的な盤面を見て、ひとり楽しむこともできます。キャンプ好きはもちろんソロゲー好きに遊んでいただきたいですね。
『真打 ポケット』の感想
落語をモチーフとしたトリックテイキングゲーム『真打』は、JUGAME STUDIOさんの初期の傑作だと思っているのですが、その『真打』を1～2人用ルールにリデザインしたゲームです。
1人用ルールと2人用ルールの両方で遊びましたが、1人用ルールの方が面白いですね。
簡易デッキ構築を行なったうえで、デッキの内訳が見えているNPCと戦うわけですが、かなりの調整が求められて細かい判断力を求められます。
兄弟弟子と共演して、師匠に認めてもらうというストーリーも素敵で、落語好きには強くオススメしたい1作です。
『ワインレーティング ポケット』の感想
2人用ルールで遊びましたが、ちょっとピンと来ませんでした。
手番にできることが少なく、ゲームを遊んでいるのではなく、遊ばされている感がありました。最終的な勝敗も伏せカードによって左右されるので、運要素が強いきらいがあるように感じられました。
ソロルールは自動処理をどうコントロールするかが面白そうと感じましたが、けっこう機械的なので、これがどう達成感に辿り着くのかイメージできません。いずれ遊ぶ予定なので、遊んでみて「あれ、これ面白いじゃん！？」となったら追記させてください。
終わりに
コロナ禍に入り3人以上で遊ぶ機会が激減したので、この1～2人用のポケットシリーズは、現在のマーケットを見定めていると思いますし、いずれも面白かったので満足です。
わたしは4作セットで購入したのですが、購入特典としていただいたポーチが、4箱を入れるのにちょうどよいですね。
