池袋コミュニティ・カレッジで米光一成さんが2005年から開講している講座『表現道場』。そのシーズン35は「ゲームづくり道場6」というタイトルで、ゲームづくりに関するあれこれをオンラインでお届けする形式でした。
従来は『ゲーム文学全集』というゲームシリーズを実際に作るなどが企画されましたが、今回はゲスト講師5名を順々に招いて、その話を聞いていきましょうというスタイルでした。
そして! そのゲスト講師としてお呼びいただき、登壇させていただきました。という話を備忘録的に書き残しておくことにします。
物語とシステムから考えるゲームの未来
講座の詳しい内容は、下記をご参照ください。
私以外のゲスト講師は、塩田信之氏、渡辺範明氏、思考氏、石川淳一氏と大物ばかりでありながら、それぞれに得意分野が分かれていて、この方々の話を網羅的に聞けるのは、かなり貴重でありがたいなと感じました。
ゲスト講師の恩恵で、他の回も視聴させていただいたのですが、その中で目新しかったのは思考さんのジャーナリングRPGに関する回。
けっこう新しい物好きで、目新しいコンテンツには、わりと飛びつく方を自負しているのですが、ジャーナリングRPGに関しては、その存在すら認識していませんでした。すべてが目からウロコで、とても勉強になった回でした。
ミステリゲームの未来
と言うわけでゲスト講師としてお話したのは「ミステリゲームの未来」について。
『アナログゲームマガジン』で古今東西の推理ゲームを調べて発表する『推理ゲームふるあた』という記事を連載しているのですが、こちらの連載がお声掛けいただいたきっかけです。
当日は、連載で書いてきた内容を再構築して、1時間半の発表にまとめました。
アジェンダは下記の通り。
(1)遊んでみよう!「3分ミステリゲーム」
(2)「3分ミステリゲーム」のどこがどうゲームなのか解体してみる
(3)そもそもミステリゲームってなんなのさ?
(4)ミステリゲーム100年の歴史を超駆け足で俯瞰するよ!
(5)発展し続けるミステリゲームの未来
(6)みんなも作ろうミステリゲーム、意外にかんたんだよ
まずは推理ゲームなるものが、果たしてどういうゲームなのか実際に体験してもらうところからはじめました。
その後、どういうゲームが推理ゲームなのか深堀りしてから、世の中に存在する多様な推理ゲームを一気に紹介し、最後は「ゲームづくり道場」なので、実戦的な話にも少し踏み込みました。
終わりに
久しぶりの登壇でしたが、非常に楽しかったですね。
オンラインだったので自宅からZoomでの参加でしたが、こういった発表は楽しいので、何度でもやりたいですね。