雲上ブログ〜謎ときどきボドゲ〜

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コナン世界で謎を解き、2.5次元を見る『ハロウィンの贈り物』の感想


 2月11日から6月5日にかけて六本木ミュージアムで開催されている『名探偵コナン ライブ・ミュージアム ハロウィンの贈り物』に参加してきました。
 ネタバレには配慮していますが、気になる方は回れ右推奨です。

イベントの概要


 まったく新しいタイプのイベントでした。
 要素としては、謎解き、演劇、そして展覧会が融合して「ライブ・ミュージアム」と名付けられています。
 アニメ版の扉を模した入り口をくぐると、そこに待ち受けているのは毛利探偵事務所(と喫茶ポアロ)。進んでいくと阿笠邸や、コナンたちが暮らす米花町が再現されています
 町の随所に隠されたヒントを探しながら謎解きイベントに興じ、無事にクリアできたら、エンディングとなる2.5次元演劇を見ることができます。
 まさに『名探偵コナン』の世界観に浸れる、ファンにとっては見逃せないイベントでした。

イベントの感想


 想像を遥かに越えるクォリティで驚きました。
 やはり『名探偵コナン』ほどのIPになると、金があるのだなと感じた次第です……。


 会場が六本木ミュージアムということで、展示が主になるのであろうと思っていました。
 立体展示はあるけれど、後は漫画の名シーンや、映画『ハロウィンの花嫁』の画像を展示しており、その会場内で周遊型の謎解きが遊べるのであろう。
……その程度と思いこんでいました。
 だからこそ、会場内に足を踏み入れたとき、そこに広がっていた、想像以上のクォリティに驚きました


 まず、展示。
 上述しましたが、米花町の街並みが再現されています。
 観客は実際に米花町を訪れた自分自身となり、そこを自由に歩き回ることができます
 次に謎解き。
 難易度は低めでしたが、ストーリーが充実しています。観客が米花町を訪れるキッカケとなっており、コナンたちとLINEを通じてのコミュニケーション要素もあり、ちゃんとした物語が用意されていました
 そして最後に演劇。
 解決編に相当するものですが、安室透を演じていた役者さんの再現度が高く、これはファンも納得なのではと感じました



 個々の要素が良かったこともありますが、何と言っても全体的な統一感でしょうか。
 それぞれの要素がお互いを引き立てあっていて、ひとつの物語を作り上げていました

終わりに


 ただの展示でも、ただの謎解きでも、ただの演劇でもない──それぞれが、それぞれを補い合って、全部でひとつの作品を作り上げる。なるほど、これが「ライブ・ミュージアム」かと唸りました。
 素晴らしいイベントでしたので、コナン好きの方は、ぜひ一度は足を運んでみることをオススメします。