雲上ブログ〜謎ときどきボドゲ〜

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ひとつの森を巡るふたつの種族による非対称の戦い『エラロト』の感想


 デバッグモンキーズさんのゲームマーケット2022秋の新作『ELÄÄ ROTU エラロト』を遊びました。
 2人専用のボードゲームです。

ゲームの概要

これは2つの種族の闘いの物語。
古くから森に住む「エルマ族」は平穏に暮らしていました。
しかしある時、「オッタ族」が森へ侵攻してきました。
森の木々を伐採し、エルマ族を捕えていくオッタ族。
森の資源を活用し、オッタ族に対抗するエルマ族。
お互いの生き残りをかけた闘いが、始まります。

https://gamemarket.jp/game/179738

 プレイヤーはふたつの種族に分かれて戦います。
 エルマ族は生き残ることを目指し、オッタ族はエルマ族を全滅させることを目指します。

ゲームの感想


 激烈に面白かったです
 非対称や拡大再生産、様々な要素が有機的に連結しており、うまく機能していました
 初回プレイではエルマ族を選択して遊びましたが、せっかく森で穏やかに過ごしていたのに、森を切り倒しながら攻め込んでくるオッタ族に対して「まったく、困ったものだ」という印象を抱きました。
 ゲームの序盤こそエルマ族は、森の支配者と言えますが、オッタ族は森を伐採しつつ、成長できるので、どんどん森が切り崩され、オッタ族が脅威的な存在に膨れ上がっていきます。
 最終盤において、いかにしてオッタ族の包囲網から、多大な犠牲を払いつつも、ただ一匹だけでもエルマ族を逃がすことができるか苦心することになります。
 種族を変えれば、また違ったプレイ感があり、1作で2度美味しいゲームです

終わりに

 非常に斬新なプレイ感でした。
 ひとつのフィールドを舞台に、まったく異なるプレイ感が交わる非対称ゲーム、素晴らしかったです。この手のゲーム、もっと遊んでみたいですね。