雲上ブログ〜謎ときどきボドゲ〜

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トリックテイキング風対戦ゲーム『ウロボロスの傭兵』の感想


 アニマルウィップさんのゲームマーケット2022秋の新作『ウロボロスの傭兵』を遊びました。
 2人用の対戦ゲームです。

ゲームの概要

ウロボロスの傭兵は2人専用の対戦型カードゲームです。プレイヤーは領土を巡って争う2つの王国を指揮し、戦場を制圧することを目指します。
両者は全く同じ構成の傭兵カードを持っており、1枚ずつ出して数字比べを行います。

https://gamemarket.jp/game/179839

 プレイヤーは9枚の手札を戦場に並べ、前線と呼ばれる3枚のカードからプレイする1枚を選びます。
 先に戦場のうち2箇所を制圧したプレイヤーが、ゲームに勝利します。

ゲームの感想


 激烈に面白かったです
 交互にカードを出していって、勝利することが目的ですが、その判定にトリックテイキングの仕組みを採用しています。
 戦場を制圧して、ゲームに勝利するためには、トリックに勝つ必要がありますが、勝つたびに手札が減り、トリックに勝った手札が裏切って、相手の手札になります。
 この裏切りというルールが、綱引きの効果を生み出し、よく機能しています
 また、ゲームの流れ自体をコントロールするという観点において、切り札のスート変更ができるのも面白いです。たとえば序盤は負けておいて、手札を調整して、終盤に切り札を制することで大局を支配する……みたいなこともできて面白いです。
 それでいて、プレイ時間は15分ほどなので、とにかく完成度が高いと言えます

終わりに


 2人用の対戦型ゲームとして、また2人用のトリックテイキングとして、新たな可能性を示した傑作です
 2人用ゲームが好きな方、トリックテイキングが好きな方に、ひろく遊んでいただきたいです。