雲上ブログ〜謎ときどきボドゲ〜

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変則トリックテイキング『色映に生へど~いろはにおえど』の感想

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 nononon factoryさんのゲームマーケット2019春の新作『色映に生へど~いろはにおえど』を遊びました。
 3人から6人で遊ぶことのできるトリックテイキングです。


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 トリックテイキングの基本を押さえていれば、変則的ではありますが、取っつきやすいルールだなと感じました。個人的には、かなり好みの部類です
 ざっくり説明すると、スートは5種類、手札は9枚のマストフォロー。フォローできないときは、何を出しても良いけれど、出したスートが瞬時に切り札になる、という後出し有利感のあるルールです。
 特徴的なのは点数計算。各スートの、最も低い数字が得点となり、それ以外のカードは1枚マイナス1点となります。
 従って、たとえば4人プレイのとき、トリックに勝ったと思いきや、点数になるのは1点のカードだけで、残りの3枚はマイナス1点なので、合計するとマイナス2点を得ることになったりします。なんてこったい。


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 これを避けるには、とにかくカードを取らないこと。
 とは言え、負け続けたとして、1回もトリックに勝てなければ結果0点なので、それはそれで駄目。
 ポイントは、なるべく分散させることです。
 フォローできないときに出したスートは自動的に切り札になる後出し有利のルールなので、首尾よく立ち回ることができれば1回トリックに勝つだけで10点以上を得ることも不可能ではありません。


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 と、理屈では分かっても上手く行かないのがゲームの面白いところです
 なんといっても手札は9枚、スートは5種類なので、うまいこと立ち回ろうとしても、そもそも調整できないことが多いです。
 そういう観点では、ランダム要素が強いと言えなくもないですが、注意深くプレイしていれば、じょじょに点数は重ねられるので、運と実力のバランスという意味では、けっこういい具合のチューニングがされているのではと感じます。


 トリックテイキングに慣れていない方は、さっぱりでしょうが、分かっているひと同士であれば楽しく遊べることでしょう。
 変則的なトリックテイキングをお好きな方は、是非、お試しください


マイナスになっちゃったよ

負のループに巻き込まれると、際限なくマイナスが積み重なっていくところ、あるよね

ぺこら、マイナスって好きじゃないんだよね

ぺこらさん、借金のあるゲームも嫌いでしょ

嫌いだよ。マイナスって良くないよ。なんか、しょんぼりするじゃない。まだ0の方がいいよ。点数が取れないなあ、で終わるから

でも、複数回、遊ぶ過程で慣れて、最終的には収支プラスだったでしょう

でも、ゲームは面白かったよ!! それにカードのデザインも良かったよね。和風のアイコンだし、和風の色合いだし。カードの数字が、スートごとにズレているのも味があるよね

分かる、良い仕掛けだと思う