雲上ブログ〜謎ときどきボドゲ〜

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ボードゲーム『狸と茶釜』の感想

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 TUKAPONさんによるゲームマーケット2021春の新作『狸と茶釜』を遊びました。
 3人から4人用のトリックテイキングゲームです。

ゲームの感想

 激烈に面白かったです
 傑作、ではないでしょうか
 Popcorns*さんの体験会で遊ばせていただいたときも、震えるほど傑作だと感じましたが、その後、ゲームマーケットで購入させていただいて、さらに3回ほど遊びましたけれど、毎回、必ず面白くて「すごい作品なのでは!?」という当初の予感を、あらためて噛みしめます。


 スートは4色、ランクは1から9、ビットありマストフォロー。
 これだけだと、それほど特徴のないトリックテイキングなのですが、このゲームを格段に面白くしているのは、

・リードスート以外すべて切り札
・ランク2、5、8のカードが出ていたら自分の出したカードを無効化できる。

 の2点です。
 これにディール前に行うビットが効いてきます。
 つまり、勝ち数をコントロールしたいのに、フォローできないことによる勝ってしまう。そして、期せずして勝ちそうになってしまったとき、ランク2、5、8のカード=茶釜にもぐることによって緊急回避できることが、極上の面白味に繋がっているのです。

おわりに

 最低限の追加で、ゲームを劇的に面白くしている。新作トリックテイキングの見本のような作品です。
 ぜひ機会を作って遊んでみてください。