雲上ブログ〜謎ときどきボドゲ〜

オススメの謎解き&ボードゲーム&マーダーミステリーを紹介しています

2023年10月に遊んだり触れたりしたもの


 皆さん、こんにちは。秋山です。
 10月に遊んだり触れたりしたものを振り返ります。

オペラ座の怪人(ミュージカル)

NEKOJIMA

Betta

Cartzzle: Exploration

InsertCoinToPlay、TEVolution、MagicTrick、Betta

コンストラクション、侍ホイスト、カシノ

雨降る君と一度限りの交渉

SDGsすごろく

肉の湧く泉

鈴木宏昭『認知バイアス 心に潜むふしぎな働き』

 非常に面白かった。ここ数年を振り返ってもベスト級の名著。ひとは見たいものを見る生き物だと思っていたけれど、もっと根深いと言うか、無意識の領域に、こんなにも見方や考え方が広がっていたのかと驚いた。なるべくひとを傷つけず、優しく生きたいものである。

桃野雑派『星くずの殺人』

 宇宙ホテルの無重力空間での首吊り、そしてこれ以上はないクローズドサークル。最初の死体がわりと早々に発見されたので、滑り出しは上々だったけれど、そこから先はちょっと冗長。再加速したのは終盤で、最後はとても面白かったし、満足!

須藤古都離『ゴリラ裁判の日』

 傑作。全人類に勧めたい、生きることを問いかける小説だった。特に291ページから305ページまでは思わず音読し、一言一句を噛み締めるように読んでしまった。素晴らしかった。

塩田千春『塩田千春/心が形になるとき―美術と展示の現場〈2〉』

 塩田千春さんのことを知ったのは2011年。以来、本書を読みたいと思い続けていたけれど、ずいぶん時間が掛かってしまった。作品への向き合い方、時間感覚、キュレーターと二人三脚で展示を作っていくという考え方に触れられて良かった。

綺想造形蒐集室『幻想仮面の作り方 妖しく美しい異形の仮面コレクション』

 貴重な一冊。お面づくりというニッチな題材であるが故に、本来は、あまり制作手法が出回らず、貴重なナレッジであるだろうに、惜しげもなくフルカラーで制作過程が明かされているのが素晴らしい。最初のうちは自分でも作ってみたいと熟読したけれど、途中からはプロフェッショナル過ぎて、写真集として鑑賞した。来年のTokyo Mask Festivalは参加したい。