雲上四季

本と涙と謎解きと、愛しさと切なさとボードゲームと

初めてリアル脱出ゲームに参加してみたい方へまとめ

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 謎解き歴半年くらい、諸々併せて累計200くらいは脱出しています、秋山です。こんにちは。
 最近「秋山さんが激ハマりしてるリアル脱出ゲームってやつ、私も遊んでみたいんですけれど、どういうのがオススメですか?」と聞かれることが増えてきたので、初めての方向けに、分かりやすく……なるべく分かりやすく、まとめてみます。
 尚、記事名に「リアル脱出ゲーム」と入れましたがが、この名称はSCRAPが商標登録しているので、以降は「リアル謎解きゲーム」で説明します。

そもそもリアル謎解きゲームとは?

 秋山は、以下の通り捉えています。
 参加者自身が、実際に頭と体を使って謎を解くゲームイベント

まずはカテゴライズ

 一口にリアル謎解きゲームと言っても、実は、様々な種類、形態があります。
 まずは、ざっくり下記の通り2つに分けてみましょう。
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 時間制限があるかないかです。
 時間制限があるものは短ければ10分、一般的なのは1時間、長ければ1時間半くらいです。時間内に脱出できれば脱出成功、できなければ脱出失敗です。
 時間制限がないものは、自分のペースで謎に取り組むことができます。多くの作品が何回でも最終問題に挑戦できるので、プレイヤが諦めなければ、最終的に必ず脱出できます。稀に「最終問題には1回しか回答権がない」という作品もあります。

もう少し細かくカテゴライズ

 では、もう少し細かく見ていきましょう。
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 だいたいこんな感じです。
 一気に横文字が出てきて「うわっ」と思われたかもしれません。
 それぞれについて細かく説明するために、まずは概要をまとめたのでご覧ください。

時間制限ありの謎解きまとめ
種類 チーム人数 全体人数 制限時間 価格帯
スタジアム型 1名 100名以上 1時間 3000円
ホール型 6名 100名以下 1時間 3000円
ルーム型 10名 10名 1時間 3000円
CUBE型 1~4名 1~4名 12分 1000円

 スタジアム型は、閉館後の水族館や閉園後の遊園地を会場とした、大規模なゲームです。1日1公演であることが多く、1公演の参加者は100名以上、多いときは1000名を越えます。基本的には個人戦ですが、参加者同士で勝手にチームを組んで、共同で挑戦することが許容されていることが多いです。ゲーム開始時は大広間的な空間に集まって、前説や諸注意を聞きます。ゲームが始まったら館内/園内を歩き回って謎を解き、制限時間が来たら大広間的な空間に戻って、解説を聞いて解散です。
 ホール型は、大会議室的な空間を会場とした、中規模なゲームです。だいたい4~6名でチームを組んでのチーム戦です。他のチームは見えてない設定です。前説や諸注意を聞いて、ゲームが始まったらチームごとに囲んだテーブルの上で謎を解いていきます。制限時間が来たら解説を聞いて解散です。
 ルーム型は、個室を会場とした小規模なゲームです。だいたい8~10名でチームを組んでのチーム戦です。1会場1チームなので、他のチームはいません。前説や諸注意を聞いて、ゲームが始まったら室内を探索し、謎を解きます。制限時間内に脱出するか、制限時間を迎えるかしてしまうと終了、解説を聞いて解散です。
 CUBE型は、なぞともカフェで遊べる個室を会場とした小規模なゲームです。だいたい1~4名で個人かチームで挑戦します。他の参加者はいません。前説や諸注意を聞いて、ゲームが始まったら室内を探索し、謎を解きます。制限時間内にクリア条件を満たすか、制限時間を迎えるかしてしまうと終了、解散です。

制限時間なしの謎解きまとめ
種類 価格帯
フィールド型 1000~2000円
カフェ型 1000~2000円
持ち帰り謎 500~2000円

 先に、共通点として、チーム人数は決められていないことが多いです。1人で挑戦してもいいですし、2~4名で勝手にチームを組んで、共同で挑戦することも許容されています。時間制限はありませんが、開催時間や開催期間が決まっていることがあります。
 では、個々の説明に移ります。
 フィールド型は、街中や建物内を会場とした、大規模なゲームです。数週間から数ヶ月で開催期間が設定されていることが多いです。アプリをダウンロードしたり、受付でキットを購入し、街中/建物内を歩き回って謎を解きます。最終回答が分かったらアプリに答えを打ち込んだり、受付に提示すると終了です。
 カフェ型は、カフェを会場とした、小規模なゲームです。店員さんに謎を注文するとキットを貰えるので、席上で謎を解きます。最終回答が分かったら店員さんに伝えて終了です。
 持ち帰り謎は、自宅で遊ぶことを想定した小規模なゲームです。謎解きが遊べるお店や通販で購入し、自宅で遊びます。最終回答が分かったらアプリやWebで回答を確認して終了です。

人数別オススメルート

 リアル謎解きゲームの中にも、いろいろな種類があると分かったところで、いよいよ「この形態がオススメです!」に入っていきたい……と思うのですが、ここは何人で挑戦するかによって分岐します。
 そこで、4名以上、2名、1名の3パターンでオススメルートを分けてみました。

4名以上の団体さんにオススメ

 たとえば仲良し4人組であったり、大学のサークルメンバーであったり、人数の多い団体さんへは、やっぱりチームを組んでの参加がオススメです。
 みんなでスタジアム型に攻め込んでもいいですし、6名揃えてホール型でテーブルを囲んでもいいですし、10名揃えられるならばルーム型に閉じ込められてもいいです。
 時間制限のないものは、あまり大人数には向きません。多くのカフェ型や持ち帰り謎は少人数をターゲットにしているので、ここは分割した方が良いかもしれません。

2名のカップルにオススメ

 ガツガツと謎を解くと言うより、仲良く時間を過ごしたいという観点ならば、やっぱりフィールド型がオススメです。街中を歩き回り、寄り道しながら謎を解くという楽しい体験が得られます。デートの最中に立ち寄ったお店でカフェ型に挑むのもありですし、持ち帰り謎を自宅で挑むのも良いでしょう。
 時間制限ありの方が燃える、と言うことならば周囲の目をそれほど気にしなくて済む、スタジアム型かCUBE型がオススメです。
 ホール型やルーム型は人数割れを起こしていない限り、否応なしに初対面の方とチームを組むことになるので、注意が必要です。もちろん謎解きが楽しくなってきて、初対面の方がいてもOK! となったら、是非、ホール型やルーム型にも挑んでみてください。

1人でのソロ参戦にオススメ

 リアル謎解きゲームやってみたい! でも、一緒に参加してくれる友達がいない! 仕方ないからひとりで行くぜ! という方には、ルーム型がオススメです。
 安心材料を連投しますが、まずルーム型の場合、10人1チームなので、まったく謎解きできない、貢献度ゼロの参加者が1人か2人いたとしても、他に謎解きできるひとがいれば、まったく責められません。仮に10人全員が初心者だったり、人数割れを起こしていて少人数で挑むことになっても、室内には必ず熟練のスタッフがいて、適切なタイミングでヒントをくれるので、安心です。もっと言うと、どんなに謎解き熟練者であっても、意外に探索力は低かったりするので、根気よく机をひっくり返し、棚をひっくり返し、見落としがちな場所に隠されていた鍵やヒントを見つければ称賛されます。もう一度、言いますが、初心者のソロ参戦はルーム型がオススメです。
 とは言え、せっかく参加するからには、脱出したい、あるいはチームに貢献したり、自らの誇りを守りたい、そういう気持ちもあることでしょう。そんな方には、事前に持ち帰り謎で謎解きレベルを上げるのがオススメです。
 周囲の目を気にしないぜ! という方は、スタジアム型もオススメです。そもそも、謎解き中は周りを見る余裕なんてないので、誰もあなたがひとりだからと言ってもなんとも思いません。ソロ参戦はいっぱいいます。
……なんとなく、1人のひとが、いちばん不安で、いちばんこういう記事を求めているのではないかと思い、熱量高めに書いてしまいました。

オススメルートのまとめ

 まとめておきます。

種類 4名~ 2名 1名
スタジアム型
ホール型
ルーム型
CUBE型
フィールド型
カフェ型
持ち帰り謎

 注意として、ここにまとめているオススメは、あくまで最初の取っ掛かりとしてです。
 面白いリアル謎解きゲームは、やっぱりホール型とルーム型に集中しているので、上のオススメである程度、慣れたら次のステップとして他のタイプを試していっていただいて、最終的に好みの形態を見つけてもらえると嬉しいです。

オススメの謎解き

 最後にオススメを紹介します。
 スタジアム型については、SCRAPが毎年やっている、夜の遊園地全国ツアーが鉄板でしょう。直近の『夜の魔王城からの脱出』は2016年9月に北海道グリーンランドに始まり、2017年5月28日によみうりランドで終わってしまいました。次の『竜の夜からの脱出』は、2017年9月に大阪のひらかたパークで始まり、2018年春の東京で終わる予定です。備えましょう。
 ホール型については、今なら、SCRAPのモンスターハンターとのコラボである『火竜棲まう狩猟場からの脱出』か、傑作『君は、明日と消えていった』がオススメです。
 ルーム型については、SCRAPのならどれを遊んでも大きな外れはありませんが、特にオススメなのは、進撃の巨人とのコラボである『巨人に包囲された古城からの脱出』ですね。そろそろ終わるらしいので、お早めに。
 CUBE型については、全国のなぞともカフェの店頭にて脱出率が掲載されているので、高めのゲームを選べば安心です。特にオススメなのは、ハードナッツ制作のCUBEです。よだかのレコードも雰囲気が出ていて好みです。
 フィールド型については、リアル宝探しという言葉を商標登録しているタカラッシュが最も積極的です。謎解き初心者や子どもと一緒でも遊べる難易度設定です。歯応えのあるフィールド型が遊びたい方に対しては、大人向けブランドのタカラッシュブラックレーベルの方が良いかもしれません。
 カフェ型については、大阪の時解が、群を抜いています。併設のルーム型も遊べますし、最高の空間です。東京ですと、日本橋のサニサニーピクニックも、雰囲気が良くて素敵です。
 持ち帰り謎については、全国のなぞともカフェで購入したり通販もできるナゾレットが手軽かつ入手難度が低い上に、どれも一定のクォリティを満たしているのでオススメです。今のところ、よだかのレコード『鏡の街の迷路』が最高傑作です。マスタッシュ『エリザベス姫の憧憬』も素晴らしいです。
 SCRAPが初期傑作『人狼村からの脱出』を自宅で遊べるようにDVD化した『リアル脱出ゲームDVD 人狼村からの脱出』も身内で遊んだり、リアル謎解きゲームの雰囲気を体感してみたいという観点では最適です。
 3DSを持っている方ならば、同じくSCRAPの『超破壊計画からの脱出』も手軽かつ安く遊べて良いです。ただし、遊ぶのは土日の夜がオススメです。

オススメの謎解き補足

 リアル謎解きゲームは、ほんとうに数が多く、また遊べる場所や期間が限られているので、その時々によってオススメが変わってしまいます。
 この項目は随時更新しようと考えています。

終わりに

 長くなりましたが以上です。
 では、良い謎解きライフを。